和風住宅の外壁色はどうすれば良い?外壁塗装のポイントと併せてご紹介!
2024.04.22 (Mon) 更新
外壁の色は、住まいの印象を大きく左右します。
特に和風や和モダンな住宅では、色選びが一層重要です。
適切な色を選ぶことで、伝統的な美しさと現代の感覚を融合させられます。
今回は、和風の住宅におすすめの外壁色と、和風住宅の外壁塗装で気を付けるべきポイントをご紹介します。
□和風・和モダン住宅におすすめの外壁色
和風や和モダンの住宅にふさわしい外壁色には、日本の伝統色がおすすめです。
臙脂色や藤色、小豆色など、落ち着いた色味が特徴です。
これらの色は、和の雰囲気を醸し出しつつ、洗練された印象を与えられます。
特に、ツヤありやツヤなしの塗装で仕上げることで、より和風や和モダンな住宅に合った外観を実現できます。
□和風住宅の外壁塗装で気をつけたいポイント
和風住宅の外壁塗装は、その特有の風合いを大切にしながら行う必要があります。
特に、木材や漆喰といった伝統的な素材が使われている場合、その素材の魅力を活かしつつ、耐久性を高めることが重要です。
和風住宅独特の美しさを保持しながら、いかにして外壁塗装を行うかは、多くの方が直面する課題でしょう。
*木材本来の風合いを保つ外壁塗装について
和風住宅において木材は、破風板や鼻隠し、軒天、化粧垂木など、さまざまな箇所で使用されています。
これらの木材の美しい節や木目を活かしつつ保護するためには、通常の造膜型塗料ではなく、浸透型塗料の選択が鍵です。
浸透型塗料は木材の内部に浸透し、外部からの紫外線や雨水による劣化から保護しつつも、木材の自然な美しさをそのままに保てます。
また、木目調の軒天にはクリヤー塗装が適しており、この方法ならば木の風合いをそのままに保護できます。
ただし、すでに表面に汚れや傷がある場合は、適切な補修作業が必要になります。
*和風住宅に似合う色の選択
外壁塗装を通じてイメージチェンジを図ることは、とても良い機会です。
しかし、和風住宅には派手な色が似合わず、バランスを取るのが難しいため、選色には特に注意が必要です。
この点で、和色は最適な選択肢といえます。
鶯色や胡桃色、山葵色など、自然界や日本の伝統からインスピレーションを得た色は、和風住宅の雰囲気にぴったり合います。
和色は豊富なバリエーションを持っているため、お客様の理想とする色合いを見つけ出せるでしょう。
*塗装不可または不要な箇所の確認
和風住宅の全体的なメンテナンスを考える際、塗装を行うべきではない、または不要な箇所を理解することは大切です。
例えば、陶器瓦やいぶし瓦は、高温で焼き固められた後、非常に高い耐久性を持つため、塗装による保護は基本的に不要です。
また、銅製の建材は時間と共に酸化し、自然な保護被膜を形成するため、これも塗装は推奨されません。
さらに、ヒノキのように耐水性が高く腐食しにくい木材の場合、その美しさと機能をそのまま保つために、塗装を施さない方が良い場合もあります。
ただし、吸水しやすく傷みやすい木部については、適切な塗料でのメンテナンスが必要です。
以上のポイントを踏まえることで、和風住宅の外壁塗装を成功させ、その魅力を長く保ち続けられます。
□まとめ
和風や和モダンな住宅にふさわしい外壁色としては、日本の伝統色を選ぶことが大切です。
また、木材の美しさを活かすために浸透型塗料を使用し、耐久性のある素材の特性を生かした塗装が推奨されます。
これにより、伝統的な美しさと現代的な感覚が融合した住まいを実現できます。