住まいの美観と機能性を維持するためには、家のメンテナンスが欠かせません。
特にサイディングの反りは、見た目だけでなく家全体の構造にも影響を及ぼす可能性があります。
サイディングの反りに早期に対処することは、住宅を長持ちさせるために非常に重要です。
そこで、この記事ではサイディングの反りはなぜおこるのか、補修方法や放置するリスクをご紹介します。
サイディングの反りは、家の外観に大きな影響を及ぼします。
たった、数ミリ単位の施工ミスによって反りが発生してしまうことも。
サイディングの反りの主な原因には、以下のようなものがあります。
1:厚み不足
昔のサイディングは厚みが12mmしかなく、今では14mm以上が推奨されています。
2:水分の浸透
サイディングの側面から雨水が浸透し、乾燥収縮が起きることがあります。
3:熱による収縮
サイディングは熱の影響を受けやすく、温度変化によって収縮し、釘が抜けることがあります。
4:釘の抜け
サイディングボードが反り返る主な原因で、釘の抜けによりサイディングが浮いてしまいます。
なお、上記の対策としてはそれぞれ以下のようなものが挙げられます。
・:厚み不足は外壁塗装をする前に補修を行い、雨水の浸入を防ぎます。
・水分の浸透は目地シーリングの劣化をチェックし、定期的なメンテナンスが必要です。
・熱による収縮はサイディングを張る際は、下地の状態を良く確認し、正しい施工を心掛けます。
・釘の抜けはジョイント部分に打つなど、施工時の注意が必要です。
これらの対策を講じることで、サイディングの反りを防げます。
サイディングの反りを未然に防ぐためにも、定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。
もし、上記のような症状にこころあたりがございましたら、お気軽にご相談ください。
□サイディング反りを放置するリスクとその影響
サイディングの反りを放置すると、住宅にさまざまなリスクが生じます。
これらのリスクは見た目の問題だけでなく、家全体の安全性にも影響を及ぼす可能性があります。
以下にサイディングの反りを放置することで生まれるリスクと、その影響について解説します。
1:美観の損失
サイディングが反ることで、住宅の外観が損なわれます。
家全体の印象が悪くなり、資産価値が下がる可能性があります。
2:構造的な問題
サイディングの浮きや反りから雨水が浸入し、構造体を損なうことがあります。
雨漏りや木材の腐食を引き起こし、修繕費がかさむ可能性があります。
3:二次被害のリスク
カビやシロアリをはじめとする二次被害が発生するリスクがあります。
健康被害やさらなる構造的被害を引き起こす可能性があります。
サイディングの反りを放置することで生じるこれらのリスクは、住宅を長期間安全に保つために避けるべきです。
このような場合には早期の対処と適切なメンテナンスが必要となります。
サイディングの反りは、家の美観だけでなく、安全性にも大きく影響します。
定期的な点検とメンテナンスを怠らず、早期に対処することが大切です。
□即対処が必要!サイディングの反りの補修方法
サイディングの反りに気づいたら、即対処が必要です。
軽度から重度までの反りに対する補修方法と、それぞれの費用感を紹介します。
1:ビス打ち【軽度の場合】。
軽度の反りであれば、ビスを追加して物理的に固定する方法が有効です。
反りが軽度であればこの方法で簡単に修正できますが、見た目に影響が出る可能性があるため、場所によっては適さないこともあります。
2:部分張り替え【重度の場合】。
反り返しが大きい場合や、ビス打ちでは対応できない場合は、傷んだ部分を剥がして新しいサイディングに張り替える必要があります。
重度の場合には部分的に張り替えることで対処しますが、費用が高額になり、デザインの統一性を保つことが難しくなることもあります。
サイディングの反りを放置すると、美観の損失や構造的な問題、さらには二次被害を引き起こすリスクがあります。
ぜひ今までに紹介した内容を参考に、今一度ご確認してみてください。
当社は大府市・豊明市・岡崎市周辺で屋根・外壁塗装を手掛けております。
当社は地域の皆様に愛される信頼できる塗装専門店として、お住まいの外壁塗装や屋根塗装のお手入れにお役立ていただけます。
経験豊富な熟練の職人による施工で高品質な塗装を実現し、保証制度によって万が一のことがあっても安心。
建物の状態が気になるという方は無料で外壁塗装診断サービスもございますので、初めての方でもお気軽にお問い合わせください。
□まとめ
サイディングの反りは、見た目の美観だけでなく、住宅の構造的な安全性にも影響を与える重要な問題です。
反りの原因には厚み不足、水分の浸透、熱による収縮、釘の抜けがあり、これらを避けるための予防策と初期対応が重要です。
また、反りを放置するリスクには、美観の損失、構造的な問題、二次被害のリスクがあり、早期の対処が求められます。
軽度の場合はビス打ち、重度の場合は部分張り替えといった対処法がありますが、それぞれの費用感も把握しておくことが重要です。
住宅を長持ちさせるためには、サイディングの反りに対して適切な対応を行い、定期的なメンテナンスを心掛けることが必要です。