防水塗料と通常塗料の違いとは?選び方のポイント
2025.05.16 (Fri) 更新
雨漏りや建物の劣化を防ぐためには、適切な塗料選びが不可欠です。 防水塗料と通常塗料、どちらを選べば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。 今回は、防水塗料の種類や特徴、そして防水塗料と通常塗料の違いを比較することで、皆様の塗料選びをサポートします。 それぞれのメリット・デメリットを明確に示し、より適切な選択ができるよう、分かりやすく解説していきます。
目次
防水塗料と通常塗料の違いとは?防水塗料の種類と特徴
防水塗料は、その素材や特性によって様々な種類があります。 それぞれに適した用途や特徴があるので、適切なものを選ぶことが重要です。
ウレタン塗料
ウレタン塗料は、ポリウレタン樹脂を主成分とした塗料です。 高い弾力性と密着性を持ち、複雑な形状にも対応できるため、屋上やバルコニー、外壁など幅広い用途で使用されています。 耐久性も高く、約10~13年の耐用年数が期待できます。 ローラーやコテなどを使って塗布する比較的容易な施工性も魅力です。 ただし、紫外線に弱いため、トップコートを塗布することで耐久性を向上させることが推奨されます。
アクリル塗料
アクリル塗料は、アクリル樹脂を主成分とした水性塗料です。 ウレタン塗料に比べて価格は比較的安価で、扱いやすいためDIYにも適しています。 柔軟性があり、小さなひび割れにも追従できるため、補修にも有効です。 耐候性もそこそこですが、ウレタン塗料に比べると耐久性は劣り、約6~10年程度の耐用年数です。
シリコン塗料
シリコン塗料は、シリコン樹脂を主成分とした塗料で、高い耐候性と低汚染性を持ちます。 そのため、長期間にわたって美観を維持したい外壁などに適しています。 耐久性も高く、約8~12年の耐用年数が期待できます。 ただし、弾力性はウレタン塗料に比べて低いため、ひび割れが大きい箇所には不向きです。
フッ素塗料
フッ素塗料は、フッ素樹脂を主成分とした塗料で、非常に高い耐久性と耐候性を誇ります。 耐熱性、耐寒性、耐水性にも優れており、長寿命を求める場合に最適です。 耐用年数は15~20年と非常に長く、大型建造物などに多く使用されます。 一方で、価格が高価なことがデメリットです。
その他特殊な防水塗料
上記以外にも、FRP防水塗料やゴム系塗料など、様々な特殊な防水塗料があります。 FRP防水塗料は、ガラス繊維と樹脂を組み合わせたもので、高い強度と耐水性を持ちます。 ゴム系塗料は、柔軟性が高く安価な塗料です。 それぞれの塗料の特徴を理解し、用途に最適なものを選ぶことが重要です。
防水塗料と通常塗料の違いを比較
耐水性と耐久性の違い
防水塗料は、その名の通り、高い耐水性を持ちます。 雨水や湿気の浸入を防ぎ、建物の内部構造を保護する役割を担います。 耐久性も通常塗料よりも高く、長期間にわたって効果を発揮します。 一方、通常塗料は、主に美観を目的としており、耐水性は防水塗料ほど高くありません。 耐久性も防水塗料に比べると短く、定期的な塗り替えが必要です。
弾力性と柔軟性の違い
多くの防水塗料は、弾力性と柔軟性に優れています。 建物の微細な動きやひび割れにも追従するため、ひび割れからの雨水の浸入を防ぎます。 通常塗料は、弾力性が低く、ひび割れが発生するとそこから剥がれやすくなります。
価格の違い
一般的に、防水塗料は通常塗料よりも高価です。 その理由は、高い耐水性や耐久性を確保するための特殊な樹脂を使用しているためです。 しかし、長期間の使用を考えると、初期費用が高くても、塗り替え回数が減ることでトータルコストを抑えられる可能性があります。
用途の違い
防水塗料は、屋上、バルコニー、外壁など、雨水や湿気に直接さらされる箇所に使用されます。 通常塗料は、室内壁や家具など、雨水や湿気に直接さらされない箇所に使用されます。
仕上がりと美観の違い
防水塗料は、通常塗料に比べて色のバリエーションが少ない傾向にあります。 これは、防水性を確保するために特定の樹脂を使用する必要があるためです。 しかし、近年では、様々な色や質感の防水塗料も開発されています。 通常塗料は、色のバリエーションが豊富で、様々なデザインに対応できます。
防水塗料と通常塗料の違いをふまえた適切な塗料選びのポイント
適切な塗料を選ぶためには、いくつかのポイントを考慮する必要があります。
塗装箇所の確認
まず、塗装する箇所の状態を確認することが重要です。 ひび割れや剥がれなど、劣化の程度によって適切な塗料や施工方法が異なります。
建物の素材の確認
建物の素材によって、適した塗料が異なります。 例えば、窯業系サイディングボードには、弾性塗料が必ずしも適しているとは限りません。 素材に合った塗料を選ぶことが重要です。
予算と耐用年数のバランス
塗料の価格と耐用年数は、密接に関係しています。 高価な塗料ほど、耐久性が高く、長期間の使用が期待できます。 予算と耐用年数のバランスを考慮して、適切な塗料を選びましょう。
専門家への相談
塗料選びに迷う場合は、専門業者に相談することをお勧めします。 専門家は、建物の状態や用途に最適な塗料を提案してくれます。
まとめ
今回は、防水塗料の種類と特徴、そして防水塗料と通常塗料の違いについて解説しました。 それぞれの塗料にはメリット・デメリットがあり、建物の素材や用途、予算などを考慮して適切な塗料を選ぶことが重要です。 専門家のアドバイスを受けることも有効な手段です。 適切な塗料を選ぶことで、建物の寿命を延ばし、雨漏りなどのトラブルを未然に防ぐことができます。 長持ちする建物を維持するために、塗料選びを慎重に行いましょう。 定期的な点検も忘れずに行い、必要に応じて塗り替えを行うことで、建物の美観と機能性を長く保つことが可能です。 より良い住環境を築くために、この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。 当社は地域密着型の塗装専門店です。 迅速な対応と充実したアフターフォローで、皆様に満足いただけるよう努めております。 大府市・豊明市・岡崎市周辺の方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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