外壁塗装中塗り上塗りの役割と最適な塗料選び
2025.10.05 (Sun) 更新
外壁塗装は、建物の寿命を大きく左右する重要なメンテナンスです。
適切な塗装を行うことで、建物の美観を保ち、雨漏りなどのトラブルを防ぎ、建物の資産価値を維持することができます。
しかし、塗装工程において中塗りや上塗りの役割を正しく理解していなければ、その効果を最大限に引き出すことはできません。
そこで、外壁塗装における中塗り、上塗りそれぞれの役割、違い、そして最適な塗料選びについて解説します。
目次
外壁塗装における中塗りの役割
塗膜の厚みを確保し耐久性を向上させる
中塗りは、下塗りで処理した外壁の上に塗布される塗料層です。
その主な役割は、塗膜全体の厚みを確保し、耐久性を向上させることです。
下塗りだけでは、紫外線や雨風などの外的要因から建物を十分に保護するには不十分です。
中塗りによって十分な厚みのある塗膜を形成することで、外壁へのダメージを軽減し、建物の寿命を延ばすことに貢献します。
具体的には、塗膜の割れや剥がれを防ぎ、建物の劣化を抑制する効果が期待できます。
下塗りと上塗りの接着性を高める役割も担っています。
上塗りの発色を良くする
中塗りは、上塗りの発色を良くする役割も持っています。
下塗りの色は、一般的に白や灰色など、上塗りとの相性を考慮した色であることが多く、上塗りの色を鮮やかに発色させるための下地として機能します。
中塗りによって、上塗りの色がより美しく、均一に発色し、建物の外観を美しく見せることができます。
特に、濃い色の上塗りの場合は、中塗りによって発色の良さが顕著に現れます。
下地への吸い込みムラを均一にする
下塗りだけでは、外壁材の種類や状態によって塗料の吸い込みにムラが生じることがあります。
この吸い込みムラは、上塗りの仕上がりに影響を与え、仕上がりを不均一にする原因となります。
中塗りを行うことで、下地への吸い込みムラを均一にし、上塗りの塗膜を均一に仕上げることができます。
これにより、美しい仕上がりを実現し、仕上がりの品質を高めることができます。
外壁塗装における上塗りの役割とは?
紫外線や雨風から下地を守る
上塗りは、建物を紫外線や雨風などの外的要因から保護する重要な役割を担っています。
中塗りで形成された塗膜の上に塗布されるため、外的要因から建物を直接守る最前線の役割を担います。
紫外線による色褪せや、雨風による劣化を防ぎ、建物の美観を長期的に維持するために不可欠です。
高品質な上塗り塗料を選ぶことで、より効果的な保護を実現できます。
建物の外観デザインを決める
上塗りは、建物の外観デザインを決定付ける重要な役割も担っています。
様々な色や質感の塗料があり、建物のデザインや周囲の環境に合わせた選択が可能です。
上塗りの色や質感によって、建物の印象は大きく変わるため、慎重に選び、設計図面などを参考に、周囲の環境との調和を考慮して決定する必要があります。
防カビ・防藻機能などを付加する
上塗りは、防カビ・防藻機能などの付加価値を持たせることも可能です。
カビや藻の発生は、建物の美観を損なうだけでなく、建物の劣化を早める原因にもなります。
防カビ・防藻機能付きの上塗り塗料を使用することで、これらの問題を防ぎ、建物の美観と寿命を維持することができます。
さらに、光触媒機能などを付加することで、空気の浄化効果なども期待できます。
外壁塗装の中塗りと上塗りの違いとは?
使用塗料の種類と目的が異なる
中塗り塗料と上塗り塗料は、それぞれ異なる種類と目的で使用されます。
中塗り塗料は、下地との密着性と上塗りとの相性を重視して選ばれることが多く、プライマー機能を持つものもあります。
一方で、上塗り塗料は、耐久性、防汚性、遮熱性など、建物の保護に重点が置かれ、デザイン性も重要視されます。
機能と役割が異なる
中塗り塗料と上塗り塗料は、それぞれ異なる機能と役割を担っています。
中塗りは、下地調整、塗膜の厚み確保、上塗りの発色調整などが主な役割です。
一方、上塗りは、建物の保護、美観の維持、機能性の付加などが主な役割となります。
それぞれの機能を理解した上で、適切な塗料を選ぶことが重要です。
中塗り上塗りに最適な塗料の種類とは?
中塗りは上塗り塗料との相性を重視して選ぶ
中塗りの塗料選びにおいては、上塗り塗料との相性が最も重要です。
上塗り塗料と中塗り塗料の相性が悪いと、塗膜の剥がれやひび割れなどのトラブルが発生する可能性があります。
そのため、上塗り塗料を決定した上で、メーカー推奨の中塗り塗料を使用するなど、相性の良い組み合わせを選ぶことが重要です。
上塗りは耐候性防汚性遮熱性などを考慮して選ぶ
上塗りの塗料選びにおいては、耐候性、防汚性、遮熱性などの機能性を考慮する必要があります。
地域や建物の状況に応じて、最適な機能を持った塗料を選択することが重要です。
例えば、日射量の多い地域では、遮熱性が高い塗料を選ぶことが効果的です。
また、汚れやすい環境では、防汚性が高い塗料を選択する必要があります。
外壁材や周辺環境に適した塗料を選ぶ
塗料選びにおいては、外壁材の種類や周辺環境も考慮する必要があります。
例えば、モルタル外壁とサイディング外壁では、適した塗料が異なります。
また、海に近い地域では塩害に強い塗料を選ぶ必要があります。
このように、建物の状況や周辺環境を考慮した上で、最適な塗料を選ぶことが重要です。
まとめ
外壁塗装における中塗り、上塗りはそれぞれ異なる役割を持ち、適切な塗料選びと施工が建物の寿命や美観を大きく左右します。
中塗りは下地調整や上塗りとの密着性を高め、上塗りは建物の保護やデザイン性を担います。
それぞれの役割を理解し、外壁材や周辺環境に適した塗料を選択することで、より効果的な外壁塗装を実現できるでしょう。
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