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HOME > 現場ブログ > コラム > 外壁・屋根塗装のイロハ > 用語集その③、屋根編!!

用語集その③、屋根編!!

目次

①屋根(やね)

屋根(やね)」とは、建物の最上部に設置される構造物で、雨・風・雪・日射などの自然環境から建物内部を保護するための部位です。居住性・耐久性・意匠性に大きく関わる非常に重要な建築要素です。


🏠 屋根の役割

役割 内容
防水・防雪 雨や雪から建物を守る
🌬 耐風・耐候性 台風や風圧に耐える構造が必要
🌞 遮熱・断熱・保温 室内環境を快適に保つ
🏡 意匠性(デザイン) 建物全体の印象を大きく左右する
🧱 構造保護 屋根がなければ、外壁や構造部材は劣化が早まる

🧱 屋根の主な種類(形状)

屋根の形状 特徴
切妻屋根(きりづま) 最も一般的な三角屋根。雨水が流れやすい
寄棟屋根(よせむね) 4方向に傾斜を持つ安定感のある屋根
片流れ屋根(かたながれ) 一方向に傾斜。現代的なデザインに多い
陸屋根(ろくやね) フラットな屋根。屋上やバルコニーにもなる
方形屋根(ほうぎょう) 正方形建物の4方向が一点に集まる屋根
入母屋屋根(いりもや) 和風建築に多い重厚な屋根構造

🏗️ 屋根材の種類と特徴

屋根材 特徴 耐用年数(目安)
瓦(和瓦・洋瓦) 高耐久・断熱性◎・重い 30~50年
スレート(カラーベスト) 軽量・安価・定番だが劣化早め 15~25年
金属(ガルバリウム鋼板など) 軽量・耐久・遮熱塗装との相性◎ 20~40年
アスファルトシングル 軽く柔らかく施工性◎・やや風に弱い 15~25年
トタン屋根 古い建物に多く、錆びやすい 10~20年
天然素材(杉板、銅板など) 意匠性高いがメンテが難しい 20~50年(素材による)

🛠 屋根に関連する部位(パーツ)

名称 説明
棟(むね) 屋根の最上部。左右の屋根が交わるライン
軒(のき) 屋根が外壁より張り出している部分
破風(はふ) 屋根の端を覆う板。防風・防火・装飾性あり
谷(たに) 屋根が合わさる凹部。雨水が集中する重要箇所
鼻隠し 軒先の垂木を隠すための横板。美観と保護
屋根裏(小屋裏) 屋根と天井の間の空間。断熱・通気の要
水切り板金 屋根端部や壁際で雨水を外へ流すための板金部材

⚠️ 屋根のトラブルと注意点

トラブル内容 主な原因
雨漏り 板金の浮き・瓦のズレ・シーリング劣化など
劣化・色あせ 紫外線や酸性雨による塗膜の劣化
サビ 金属系屋根材の表面処理不良や塗膜剥がれ
台風被害 瓦の飛散、棟板金の剥がれ、アンテナ転倒など

🧽 屋根のメンテナンス

項目 内容
点検頻度 少なくとも5年に1回、大雨・台風後にも
塗装メンテ スレート・金属屋根などは10〜15年ごとに塗装が理想
部分補修 棟板金や水切り、瓦の差し替えなど
葺き替え 劣化が進んでいる場合は**全面葺き替え(30年〜)**を検討

✅ まとめ

項目 内容
定義 建物を外部環境から守る最上部の構造体
主な形状 切妻、寄棟、片流れ、陸屋根など
主な屋根材 瓦、スレート、金属、シングルなど
機能 防水・断熱・耐風・意匠性・構造保護
メンテナンス 定期点検・塗装・補修・葺き替えが重要

 

②棟(むね)

棟(むね)」とは、**屋根の最上部に位置する、傾斜屋根が合わさる頂点のライン(接合部)**のことを指します。建築的にも構造的にも非常に重要な部位であり、雨仕舞(あまじまい:雨水を適切に排水する設計)や屋根全体の耐久性に大きな影響を与える部分です。


🏠 棟の基本的な定義

項目 内容
読み方 むね(棟)
英語表現 Ridge(ridge line, ridge board)
設置位置 屋根の一番高い位置にある水平なライン
機能 屋根材の接合・防水・通気・美観
構造部材 棟木(むなぎ)、棟板金、棟瓦などが用いられる

📐 棟の種類

屋根形状に応じて、棟にもいくつかの種類があります。

種類 説明
大棟(おおむね) 屋根の最上部で、主となる水平ライン
隅棟(すみむね) 寄棟屋根などで、斜め方向に下がる角のライン
下り棟(くだりむね) 入母屋屋根で、大棟から延びる下方向の棟
破風棟(はふむね) 切妻屋根の側面(破風側)に接する部分(※厳密には破風とは別)

🧱 棟の構成部材(瓦屋根・金属屋根によって異なる)

▼ 瓦屋根の場合

部材 説明
棟瓦(のし瓦・冠瓦) 棟にかぶせる装飾性の高い瓦
漆喰(しっくい) 棟瓦の固定や防水に使われる白い粘土材
熨斗瓦(のしかわら) 棟に積み重ねられる平瓦状の飾り瓦

▼ 金属屋根の場合(スレート・ガルバリウムなど)

部材 説明
棟板金(むねばんきん) 棟部分を覆う金属製カバー(ガルバリウム鋼板など)
貫板(ぬきいた) 棟板金をビスで留めるための下地材(木製や樹脂製)
シーリング材 雨水の浸入を防ぐための隙間処理剤

💧 棟の重要性(雨仕舞・耐久性)

棟は屋根材がぶつかり合う接点であり、風雨に最もさらされやすく、トラブルが起きやすい箇所でもあります。

危険ポイント 内容
雨漏りの原因No.1 棟板金の浮き・釘の緩み・漆喰の剥がれ
台風で飛散しやすい 貫板の腐食・ビスの緩みで棟板金が飛ぶ
換気棟の設置箇所 屋根裏の湿気・熱気を逃がすための通気装置を設置することも多い

🛠 棟の点検・補修・メンテナンス

メンテ内容 目安時期 備考
棟板金のビス確認・交換 5〜10年ごと 緩んでいたら早めの交換を
貫板の交換(木→樹脂) 10〜20年 腐食のない樹脂製が主流に
棟瓦・漆喰の補修 10〜15年 剥がれ・割れ・崩れのチェック
棟の葺き直し工事 20〜30年 瓦の再使用+漆喰や下地の更新

✅ まとめ

項目 内容
定義 屋根の一番高い位置にある接合部
機能 雨仕舞・構造の安定・美観・通気
構成部材 棟瓦・漆喰・熨斗瓦/棟板金・貫板など
トラブル例 板金の飛散・釘抜け・漆喰の剥離・雨漏り
メンテナンス 点検・補修・葺き直しを10〜20年単位で推奨

 

③熨斗(のし)

熨斗(のし)」とは、屋根の「棟(むね)」や「水切り」部分に使われる平たい板状の部材を指す言葉であり、特に**瓦屋根の棟を構成する「熨斗瓦(のしかわら)」**として使われることが多いです。

建築用語としての「熨斗」は、祝儀の「のし紙」に付けられる飾りとは別の意味で、**「平たく積む」「重ねて段差を出す」**といった建築的な形状や施工方法に由来しています。


🧱 建築における「熨斗」の意味

用語 説明
熨斗瓦(のしかわら) 棟の装飾や防水のために水平に積み重ねて使用される平瓦状の瓦
熨斗水切り(のしみずきり) 熨斗瓦のように段差をつけた形状の水切り板金。意匠性と機能性を兼ねる

🧱 熨斗瓦(のしかわら)とは

📌 定義:

棟瓦(屋根の棟部分)を構成するために、横に平らな形をしていて、段々に積み重ねて使う瓦のこと。
主に日本瓦(和瓦)の棟部に用いられ、装飾性と防水性を両立する伝統的な建材です。

🧱 使用場所:

  • 大棟(屋根の最上部)

  • 隅棟・下り棟

  • 入母屋屋根の装飾部

🔧 構成例(棟部):

冠瓦(かんむりがわら)
─── 漆喰(しっくい)
─── 熨斗瓦(複数枚を積む)
─── 棟土(粘土)+台土
─── 棟芯(木材や鉄筋)

🎨 機能と役割:

機能 説明
防水 棟からの雨水の侵入を防ぐ
通気調整 昔の施工では棟内部に空気がこもらないよう考慮されている
意匠性(装飾) 熨斗瓦を複数段重ねることで格式の高さや重厚感を演出
耐久性補強 棟部分を瓦で重ねて守る構造

🛠 熨斗瓦の施工パターン例

積み方 特徴
1段熨斗 軽量・シンプル。現代住宅に多い
2段熨斗 標準的な和風意匠。防水・意匠のバランス良好
3段熨斗以上 寺社仏閣や格式の高い住宅に。重厚で豪華な印象

🧾 熨斗水切りとの関連

  • 熨斗水切りは、熨斗瓦に似た段差構造の板金部材で、特に和風住宅の外壁と基礎の間などに使用されます。

  • 「熨斗」という言葉が共通するのは、**“重ねて段差をつける形状”**が共通しているからです。


⚠️ 熨斗瓦に関する注意点

注意点 内容
漆喰の劣化 熨斗瓦の下の漆喰が割れると雨水が浸入する
地震・台風に弱い 積み方によっては棟全体が崩れやすい
重量がかかる 屋根が重くなるため、耐震設計に配慮が必要
再施工・葺き直し時のコスト 熨斗瓦の積み直しは技術と時間が必要

 

④谷(たに)

谷(たに)」とは、屋根の構造において2つの屋根面が斜めに交差してできる“内側にくぼんだ部分(谷部)”を指します。
この部分は雨水が集中して流れ落ちるため、特に雨仕舞(あまじまい=防水処理)において非常に重要なポイント
です。


🏠 屋根における「谷」の基本情報

項目 内容
読み方 たに(谷)
英語表記 Valley(valley gutter)
設置場所 屋根と屋根の内側が接する折れ目部分(谷折れ部)
主な機能 雨水の集中排水・屋根材の継ぎ目の防水補助

📐 谷の具体的な構造と位置

谷は、次のような屋根の形状で発生します:

屋根形状 谷ができる箇所
寄棟屋根 下屋との接続部など
入母屋屋根 下り棟と接する谷部
L字型の建物の屋根 L字の内角部に谷ができる
複雑な切妻屋根 増築部との間などで谷が発生することも

🔧 谷の構成部材

名称 説明
谷板金(たにばんきん) 谷部分に敷設する金属板。雨水を受け止めて排水させる
下地材(合板・防水シート) 板金の下に敷く防水・支持材
シーリング材 板金の継ぎ目・端部を防水処理する材料
雨樋(とい) 谷板金で集めた雨水を適切に排水する装置に接続される

🛠 使用される谷板金の素材

素材 特徴
ガルバリウム鋼板 錆びにくく耐久性が高く、現在主流
銅板 高級和風建築に用いられる。経年で緑青(ろくしょう)が出る
ステンレス 高耐久だが高価。酸性雨に強い
トタン(亜鉛メッキ鋼板) 古い住宅に多いが、耐久性がやや低い

💧 谷部分の重要性とリスク

谷は雨水が集中して流れる構造上、トラブルの多発箇所でもあります。

🛑 よくあるトラブルと原因

トラブル内容 原因
雨漏り 谷板金の穴あき、劣化、シーリング切れ
腐食・サビ 金属板の表面処理劣化、落ち葉やゴミの堆積
詰まり 落ち葉・鳥の巣などによる排水不良
施工不良 谷板金の継ぎ目の重ね代不足、コーキング不十分

🔍 点検・メンテナンスのポイント

項目 内容
年1回以上の目視点検 ゴミ・落ち葉の詰まりやサビを確認
雨漏りの早期発見 天井のシミ、軒天の染みなどに注意
谷板金の耐用年数 約15〜30年。劣化時は早めの交換を検討
塗装工事の際 谷板金の浮き・釘抜け・シーリング劣化も確認すべき

✅ まとめ

項目 内容
定義 屋根面同士が内側で接して雨水が集中する部分
役割 雨水の排水・防水処理の要
構成部材 谷板金、下地材、防水シート、雨樋など
トラブルリスク 雨漏り・腐食・詰まりが特に起きやすい
メンテナンス 点検・清掃・交換などを定期的に行う必要あり

 

⓹漆喰(しっくい)

漆喰(しっくい)」とは、主に消石灰(しょうせっかい)を主成分とした、日本の伝統的な塗り壁材・接着材で、調湿性・防火性・抗菌性に優れた天然素材です。屋根や壁の仕上げ材として古くから用いられ、現代でも和風建築・左官工事・屋根の棟仕上げなどに広く使われています。


🧱 漆喰とは?(基本情報)

項目 内容
読み方 しっくい(漆喰)
主成分 消石灰(Ca(OH)₂)+のり(海藻糊など)+すさ(わらすさ等)
用途 壁仕上げ、屋根棟瓦の固定、防水補助、意匠仕上げなど
性質 調湿、防火、防カビ、吸音、耐久、抗菌に優れる

🏠 漆喰の主な使用場所

1. 屋根(棟瓦周り)

  • 棟瓦や熨斗瓦を固定・封じるために漆喰が使われます。

  • 屋根用漆喰は「屋根漆喰」とも呼ばれ、防水と固定の両方の役割。

2. 内壁・外壁

  • 伝統的な土壁の仕上げ材として(京町家・蔵などに多い)。

  • 近年は「健康素材」としてモダン住宅にも採用されている。

3. 蔵や寺社の外壁

  • 火災に強く、湿気を調整する機能により、貯蔵品の保存性が高まる


🌿 漆喰の特徴(メリット)

特徴 説明
☁ 調湿性 湿気を吸収・放出して結露を抑える
🔥 防火性 無機質なので燃えない
🦠 抗菌・防カビ性 pHが高くカビが生えにくい(アルカリ性)
👃 脱臭性 室内のニオイを吸収する効果がある
🎨 意匠性 柄・模様を左官職人の技で美しく仕上げられる

⚠️ 漆喰のデメリット・注意点

デメリット 内容
🧱 割れやすい 地震や振動でクラック(ひび割れ)が入ることがある
💧 雨に弱い 完全乾燥前に雨が当たると白華や剥離の原因に
🎨 経年変化 色あせ・汚れ・劣化によりメンテナンスが必要
👷 施工技術 左官職人の技術が仕上がりを大きく左右する

🛠 漆喰と屋根補修の関係

📌 棟瓦と漆喰

  • 熨斗瓦の下や冠瓦との接合部に漆喰が詰められる。

  • 劣化すると【剥がれ・崩れ・雨漏り】の原因となる。

  • 「漆喰詰め直し工事」は10〜15年を目安に必要。

📌 よくある症状と対策

症状 原因 対応
漆喰の剥がれ 経年劣化・風雨・地震 漆喰の「詰め直し」工事
ひび割れ 下地の動き・乾燥不良 クラック補修 or 全面補修
漆喰の白華(エフロ) アルカリ成分と水分が反応 水洗いまたは酸洗浄(状況により)

🔧 種類と製品バリエーション

種類 用途・特徴
本漆喰(伝統配合) 消石灰+のり+すさ。蔵・町家など本格建築に
屋根用漆喰 耐水性・耐候性を高めた配合。コーキングとの併用も多い
既調合漆喰 水を加えるだけで使えるDIY用漆喰。施工性◎
樹脂配合漆喰(高性能系) 割れにくく、密着性が高い。現代建築にも使いやすい

✅ まとめ

項目 内容
定義 消石灰を主成分とした伝統的な塗り壁・接着材
主な用途 屋根棟の仕上げ、内外壁の意匠仕上げ
特徴 調湿・防火・抗菌・意匠性に優れる
注意点 ひび割れ・剥がれのリスクあり。定期メンテ推奨
メンテナンス周期 屋根漆喰:10〜15年ごとに点検・詰め直し

 

⑥瓦棒(かわらぼう)

瓦棒(かわらぼう)」とは、金属屋根の施工方法の一種で、特に「瓦棒葺き(かわらぼうぶき)」と呼ばれる工法に用いられる屋根材と支持構造(下地)の部材名を指します。
また、「瓦棒屋根」とは、棒状の立ち上がり部分が縦方向に等間隔で並ぶ特徴的な形状の屋根のことです。


🏠 瓦棒とは?

項目 内容
読み方 かわらぼう(瓦棒)
定義 金属屋根材を固定するための**下地木材(棒状の桟)**またはその工法全体
工法名 瓦棒葺き(かわらぼうぶき)
主な使用材 トタン、ガルバリウム鋼板、カラー鉄板 など

🔧 瓦棒屋根の構造

瓦棒葺き屋根は、以下のような構成でできています:

上から見た断面イメージ(簡略図):

| ┌───┐ ┌───┐ ┌───┐
|──┘ └──┘ └──┘ ← 屋根面(葺き板)
| ↑ ↑ ↑
| 瓦棒(立ち上がり部分)

主な部材構成:

部材名 説明
葺き板(ふきいた) 平らな金属板。屋根面を形成する主材
瓦棒(かわらぼう) 屋根材のつなぎ目を覆う縦方向の山状部材。木材や金属製の芯がある
押え板金(おさえばんきん) 瓦棒の上部をカバーして雨水の侵入を防ぐ
下地材(野地板・防水シート) 屋根の基盤になる構造材と防水層

📸 見た目の特徴

  • 屋根表面に**縦方向に等間隔で立ち上がった細長い「山(棒)」**が並んでいる

  • 金属屋根材であっても、見た目にリズム感や陰影が出る

  • 「トタン屋根」として古い住宅や倉庫、アパートなどで多く採用されていた工法


🧰 瓦棒葺きのメリット・デメリット

メリット 内容
💧 防水性 瓦棒で継ぎ目を覆うため、雨仕舞に優れる
🔧 修理がしやすい 一部だけの張替えが可能
💡 軽量 瓦などに比べて屋根重量が非常に軽い
💰 比較的安価 シンプルな構造で施工性も良い

デメリット 内容
🔩 サビやすい 古いトタン製は錆び・穴あきが起きやすい
🌬 強風に弱い 瓦棒が浮いたり、飛ばされたりすることもある
☀ 断熱性が低い 金属屋根なので直射日光で屋根裏が高温
🎨 意匠性 現代の建築においてはやや「古くさい」印象も

🏠 現在の主流:立平葺き(たてひらぶき)との違い

比較項目 瓦棒葺き 立平葺き(たてひら)
棒状の立ち上がり あり(山形) なし/フラット寄り
美観 昭和レトロ・実用的 スタイリッシュ・モダン
防水性 良好(棒で押え) 板同士をハゼ折りで接合
メンテ性 一部交換が容易 一体化していて交換は大きくなりがち

🛠 よくあるメンテナンストラブル

トラブル 原因・対応
瓦棒の浮き・めくれ 経年劣化・強風 → 再固定・葺き替え
サビ・穴あき 表面塗膜の劣化 → サビ止め塗装・張替え
雨漏り 接合部の破損・防水不良 → 部分補修 or カバー工法

✅ まとめ

項目 内容
定義 金属屋根材を縦方向に桟(棒)で押えて葺く工法。またはその部材
特徴 雨仕舞に優れ、軽量かつ施工しやすい
主な用途 住宅、倉庫、工場、アパート、古民家など
メンテナンス周期 塗装:10〜15年ごと/葺き替え:20〜30年ごと
代替工法 立平葺き・縦葺き金属屋根など

 

⑦和瓦(わがわら)

和瓦(わがわら)」とは、日本の伝統的な屋根材である瓦の一種で、波型の形状(S字型)をした陶器製・粘土製の瓦です。
古くは寺社仏閣や日本家屋に広く使用されてきたもので、重厚感と耐久性、そして美しい意匠性が特徴です。


🏠 和瓦とは?

項目 内容
読み方 わがわら(和瓦)
分類 粘土瓦(陶器瓦)に属する伝統的な瓦
形状 **波状(S字型)**の立体的な形。主に「丸」と「平」で構成
主な用途 日本家屋・古民家・寺院・和風住宅の屋根仕上げ材
英語表記 Japanese roof tile, Clay tile など

🧱 和瓦の構造と名称

和瓦の屋根は、「丸瓦(まるがわら)」と「平瓦(ひらがわら)」の組み合わせによって構成されます。

部材名 説明
丸瓦(冠瓦) 丸い筒状の瓦で、水返しや継ぎ目のカバーに使われる
平瓦 広い面を覆う基本的な瓦。波形で重ねて施工される
棟瓦・熨斗瓦 棟(屋根の頂点)に使われる装飾兼用の瓦
袖瓦(そでがわら) 屋根の端部に使われる仕上げ用瓦
軒瓦(のきがわら) 軒先を飾る、装飾性の高い瓦

🌿 和瓦の特徴とメリット

特徴 内容
耐久性が非常に高い 適切な施工で50年以上持つことも
断熱・遮音性能に優れる 瓦自体に厚みがあり、熱や音を和らげる
防水性が高い 瓦同士の重なりと勾配で雨をしっかり流す
🔥 不燃材で火に強い 粘土を焼いているため、火災時にも強い
🎨 美しい和風デザイン 外観に重厚感・格式・風格が出る

⚠ 和瓦のデメリット・注意点

デメリット 内容
重い 屋根材の中でも非常に重量がある(1坪あたり150〜200kg)
🧱 地震に注意 耐震性確保のため、補強施工や金具留めが必要
💸 施工費用が高め 材料費+熟練職人による施工でコストが高い傾向
🛠 施工できる職人が減少中 瓦葺きの技術を持つ職人の高齢化が進む

🔧 和瓦の施工と構造イメージ

和瓦の施工では、次のような構造になります:

上から順に:
● 棟瓦(冠瓦・熨斗瓦)
● 平瓦(波型の基本瓦)
● 下葺き材(ルーフィング)
● 野地板(下地合板)
● 垂木・構造材(屋根骨組み)

現代では、地震対策のために「防災瓦(ロック式でズレない瓦)」や「引っ掛け桟瓦工法」が主流になりつつあります。


🆚 和瓦 vs 洋瓦・スレートとの違い

比較項目 和瓦 洋瓦 スレート屋根
素材 粘土(陶器) 粘土・セメントなど セメント+繊維素材
重量 重い やや重い 非常に軽い
外観 和風・重厚感 南欧風・曲線美 モダン・シンプル
耐久性 ◎(50年以上) △(20〜30年)
メンテナンス △(漆喰など必要) ○(塗装で済む)

🛠 和瓦屋根のメンテナンス

メンテ内容 目安時期 備考
漆喰の詰め直し 約10〜15年 棟瓦の固定強化
瓦のズレ・割れ点検 台風後、年1回 屋根全体のズレを確認
雨漏り点検 不定期 谷板金・下葺き材の劣化に注意
葺き替え 30〜50年が目安 下地や防水層の劣化に応じて検討

✅ まとめ

項目 内容
定義 日本の伝統的なS字型の粘土瓦
主な用途 和風住宅、古民家、寺社、町家など
特徴 高耐久・重厚感・防火性・断熱性に優れる
デメリット 重量・コスト・地震対応の工夫が必要
メンテナンス 漆喰補修・瓦のズレ点検・防水処理確認など

 

⑧洋瓦(ようがわら)

洋瓦(ようがわら)」とは、スペインやフランス、イタリアなどの西洋建築にルーツを持つ屋根瓦で、日本の和瓦とは異なる曲線的・立体的で装飾性の高い形状をしています。南欧風・地中海風・リゾート風の外観デザインに多く使われ、洋風住宅や輸入住宅、分譲住宅などで広く採用されています。


🏠 洋瓦とは?

項目 内容
読み方 ようがわら(洋瓦)
英語表記 Spanish tile, French tile, Roman tile など
主な素材 粘土(陶器瓦)、セメント、コンクリート
主な用途 洋風住宅・南欧風住宅・リゾート建築の屋根材
特徴 丸みのある波形で重厚感があり、華やかな外観を演出

🧱 洋瓦の主な種類

種類 特徴 別名
スパニッシュ瓦 丸型の山と谷が交互に連続する形状 S瓦、スペイン瓦
フレンチ瓦 谷が深く、排水性に優れるデザイン フレンチS瓦など
モニエル瓦 セメント製で立体感と重量感がある コンクリート瓦
平板瓦(洋風タイプ) フラットで直線的なモダンデザイン シンプルモダン住宅向け

🎨 和瓦との違い

比較項目 洋瓦 和瓦
外観 曲線的で立体的 波形で重厚感のある伝統的デザイン
カラー展開 多彩(テラコッタ、ブラウン、オレンジなど) 主にグレー・黒など
建築様式 洋風住宅・南欧風 和風住宅・古民家・寺社
印象 明るく華やか、南国風 落ち着いた格式・重厚感
歴史 西洋建築に由来 日本の伝統建築に由来

🧰 洋瓦のメリット

メリット 内容
🌞 遮熱性・断熱性が高い 瓦の厚みと空気層が夏の熱気を遮断
耐候性・防水性が高い 瓦同士が重なり、**雨仕舞(あまじまい)**が優秀
🔥 不燃材で火災に強い セメント瓦・陶器瓦は燃えない素材で安心
🎨 デザイン性が高い 南欧風・リゾート風・洋風モダン住宅にぴったり
🧱 重厚感がある 家のグレードを高く見せる効果も

⚠ 洋瓦のデメリット・注意点

デメリット 内容
重い 屋根材の中でも重量が大きく耐震設計が必要
💸 施工費が高め 材料費+職人技術でコストがやや高い傾向
🧹 コケ・汚れが付きやすい 凹凸が多く、北面などで苔が育ちやすい
🛠 割れやすい 強風や飛来物で割れることがある(特にセメント瓦)
👷 施工対応できる職人が限られる 特殊な瓦形状に熟練技術が必要な場合あり

🏗 洋瓦の構造(施工断面イメージ)

上から順に:

● 棟瓦(冠瓦)またはカバー瓦
● 洋瓦本体(波形)
● 下葺き材(防水シート)
● 野地板(合板など)
● 垂木・屋根下地構造

多くの場合、引っかけ桟工法ビス止め工法が用いられ、台風対策・地震対策としての緊結施工が重要です。


🛠 洋瓦のメンテナンスと耐久性

項目 内容
寿命(耐用年数) 陶器瓦:50年以上/セメント瓦:30〜40年
主なメンテ項目 瓦のズレ・割れ・苔除去・漆喰補修・棟部点検
点検頻度 5〜10年に1回、または台風・大雨後
メンテ手法 一部交換、漆喰詰め直し、全面葺き替えなど

✅ まとめ

項目 内容
定義 西洋風デザインの曲線的な屋根瓦。南欧風住宅に多用
主な素材 粘土(陶器瓦)、セメント、コンクリート
特徴 遮熱性・防水性に優れ、重厚でデザイン性が高い
注意点 重量、施工技術、割れやすさ、コケ発生に注意
メンテナンス 10年ごとに点検。葺き替えは30〜50年が目安

 

⑨セメント瓦(せめんとがわら)

セメント瓦」とは、セメントと砂を主原料として型に流し込んで成形した屋根材で、特に昭和〜平成初期の日本の住宅で非常に多く使われた屋根瓦です。
モニエル瓦」という商品名でも知られ、洋風瓦のような見た目を持ちながら、価格と施工性に優れていたため、かつて大量に普及しました。


🏠 セメント瓦とは?

項目 内容
読み方 せめんとがわら(セメント瓦)
英語表記 Cement tile / Concrete tile
材質 セメント(ポルトランドセメント)+砂(骨材)+水で成形
見た目 洋瓦(スパニッシュ瓦)に似た波形が多いが、平板型もあり
施工方法 引っかけ桟工法・ビス留めなどが一般的

🧱 セメント瓦の特徴(メリット)

特徴 内容
💸 コストが安い 陶器瓦より製造コスト・材料費が安価
🎨 多彩なデザイン 表面塗装により色や質感のバリエーションが豊富(テラコッタ風・石調など)
🧱 重量感がある 外観に重厚感があり、高級感がある見た目に仕上がる
🔥 不燃材で安心 セメント素材のため火に強い(国土交通省の不燃認定あり)

⚠️ セメント瓦のデメリット・注意点

デメリット 内容
🎨 塗膜の劣化が早い 陶器瓦と違い、表面塗装に頼っているため色あせ・剥がれが早い(10年〜)
💧 吸水性がある セメント自体に吸水性があり、凍害・カビ・コケの発生リスクがある
🧱 重い 屋根材として重く、耐震性には配慮が必要(瓦屋根共通)
割れやすい 陶器瓦よりも衝撃に弱く、割れやすい傾向がある
👷‍♂️ 現在は廃番製品も多い 多くのメーカーが製造中止しており、部分補修用の在庫が入手困難なことも

🔍 セメント瓦 vs 陶器瓦(和瓦・洋瓦)比較

比較項目 セメント瓦 陶器瓦(和・洋)
素材 セメント+砂 粘土を高温焼成
色あせ 表面塗装が劣化しやすい 焼き物なので色持ち◎
吸水性 吸水しやすい 吸水しにくい(釉薬がある)
寿命 30〜40年 50年以上
メンテナンス 10〜15年ごとに再塗装推奨 ほぼ不要(漆喰や棟瓦の補修程度)

🛠 セメント瓦のメンテナンス

項目 内容
🔎 点検タイミング 5〜10年に1回。塗膜の劣化・コケの発生・割れを確認
🎨 再塗装の目安 約10〜15年ごと。遮熱塗料・防カビ塗料が推奨されることも
🧱 割れの補修 差し替え or シーリングでの仮補修。ただし在庫がない場合がある
🔁 葺き替え時期 30〜40年が目安(下地材の劣化・雨漏りの兆候がある場合)

❌ よくある劣化症状

劣化状態 原因・対策
色あせ・チョーキング 紫外線・雨風による塗膜劣化 → 再塗装が必要
コケ・藻の付着 北面や湿気の多い立地 → バイオ洗浄+塗装
割れ・欠け 落下物や経年劣化 → 部分交換 or カバー工法
雨漏り 下葺き材の劣化 → 葺き替え検討

✅ まとめ

項目 内容
定義 セメントと砂で作られた成形屋根材。昭和〜平成期に普及
特徴 デザイン豊富・コスト安・重厚感あり・不燃性
注意点 塗膜劣化が早い・吸水性あり・重量がある
メンテナンス 10〜15年ごとに塗装、30〜40年で葺き替え目安
現在の傾向 製造終了品も多く、カバー工法や金属屋根への変更も検討対象

 

⑩スレート(すれーと)

スレート」とは、屋根材として使用される薄くて平らな板状の建材のことで、現在の日本住宅では特に「化粧スレート(けしょうスレート)」と呼ばれるセメント系スレートが主流となっています。


🏠 スレートとは?

項目 内容
読み方 スレート(slate)
種類 天然スレート / 化粧スレート(人工スレート)
主な用途 屋根材(戸建住宅・アパート・工場・倉庫など)
主成分(人工) セメント+繊維(パルプ・有機繊維など)
別名 カラーベスト、コロニアル(商品名由来)

🧱 スレートの種類と違い

種類 特徴 備考
天然スレート 天然の粘板岩を割って加工。高級感・超耐久 ヨーロッパの寺院や教会屋根で多用される。高価
化粧スレート(人工スレート) セメントと繊維で製造。安価・軽量で住宅向き 現代日本の住宅で主流。商品名:カラーベスト など

🧰 スレート屋根のメリット

メリット 内容
軽量で建物への負担が少ない 和瓦の1/2以下の重さで、耐震性アップ
💸 コストが比較的安価 材料費・施工費ともにリーズナブル
🎨 デザインが豊富 フラット〜ウェーブ調、色も黒・グレー・茶など多彩
🏠 現代住宅に多く使われている 新築・リフォーム・分譲住宅などで実績豊富

⚠ スレート屋根のデメリット・注意点

デメリット 内容
耐久性がやや短い 約20〜30年。定期的な塗装メンテナンスが必須
表面塗膜が劣化しやすい 紫外線・酸性雨に弱く、色あせ・チョーキングが出やすい
💧 割れ・反りが起きやすい 材質が薄く、落下物や経年劣化に弱い
🛑 アスベスト含有の製品がある 2004年以前の製品に注意。撤去には特別管理が必要

🔎 スレート屋根の構造

上から順に:

● スレート材(表面塗装あり)
● ルーフィング(防水シート)
● 野地板(構造合板)
● 垂木・屋根下地

※スレート材は**「釘留め」+「重なり構造」**で雨水を下に流す仕組み。


🎨 スレート屋根のメンテナンス

項目 内容
🧽 塗装の周期 10〜15年ごと。遮熱塗料やフッ素塗料などが人気
🔨 割れ・ヒビの補修 コーキング or 差し替え(ただし、同一製品の入手困難あり)
🧱 棟板金の点検 棟板金の浮き・釘抜け → 雨漏りの原因になりやすい
🛠 カバー工法の検討 葺き替えの代替として、金属屋根材(ガルバリウム)で覆う方法が主流

🛑 アスベスト含有スレートについて

項目 内容
使用時期 2004年以前のスレートにアスベストが使用されている可能性あり
注意点 解体・廃棄には「特別管理産業廃棄物」として処理が必要
対策 調査・分析で判別可能。不明な場合は専門業者へ依頼を推奨

✅ まとめ

項目 内容
定義 セメント系の板状屋根材。現代住宅における定番屋根材
主な種類 天然スレート(高級)/化粧スレート(主流)
特徴 軽量・安価・施工性良好・デザイン豊富
デメリット 塗膜劣化・割れやすさ・アスベスト含有の懸念
メンテナンス 10年ごとに塗装、20〜30年で葺き替え or カバー工法検討

 

⑪カラーベスト(からーべすと)

カラーベスト」とは、スレート屋根材の一種で、化粧スレート(人工スレート)の代表的な商品名(ブランド名)です。
特に株式会社ケイミュー(KMEW)社の登録商標
であり、日本全国の住宅において非常に多く使用されている屋根材です。


🏠 カラーベストとは?

項目 内容
読み方 カラーベスト(Color Best)
種類 化粧スレート(セメント系屋根材)
由来 KMEW社(旧:クボタ松下電工外装)の商品名
形状 薄型で板状、長方形の屋根材(厚さ4.5〜6mm程度)
用途 木造戸建て住宅・アパートなどの屋根材として広く採用

🧱 カラーベストの主な特徴

特徴 内容
軽量で建物への負担が少ない 和瓦の約1/2の重量。耐震性アップにつながる
🎨 デザイン・カラーが豊富 スレート調・石目調・モダン・シャープな意匠など多彩
💧 防水・防火性能が高い 防水処理+不燃材で雨・火災にも強い(国交省の不燃認定品)
💸 コストパフォーマンスが高い 瓦より安価で、施工性も良くリフォームでも多用される

📦 カラーベストの代表製品(KMEW)

製品名 特徴
コロニアルグラッサ 退色しにくいグラッサコート仕上げ。耐候性◎
コロニアルクァッド ベーシックな人気製品。コスパ重視
遮熱グラッサシリーズ 夏の暑さを和らげる遮熱効果つき
コロニアル遮熱フッ素 高耐久フッ素仕上げ。メンテナンス周期が長い

⚠ カラーベストの注意点・デメリット

デメリット 内容
🧽 塗装メンテナンスが必要 塗膜が劣化するため、10~15年ごとに塗り替えが必要
🧱 割れ・ヒビに注意 落下物や経年で割れることがある(薄くて硬いため)
💧 古い製品にアスベスト含有の可能性 2004年以前の製品には石綿(アスベスト)含有の可能性あり
🧰 補修用製品が廃番になっている場合も 古いモデルの一部は既に生産終了 → カバー工法や葺き替えが必要

🛠 メンテナンスと寿命

項目 内容
塗装の目安 10〜15年ごとに再塗装(遮熱・シリコン・フッ素など)
寿命(耐用年数) 約25〜30年(※下地状況により変動)
割れ補修 コーキング or 同型交換(ただし現行品の入手性に注意)
葺き替え目安 25年以降、劣化が激しい場合はガルバリウム屋根などに葺き替えが選ばれる

✅ カラーベストと他の屋根材の比較

項目 カラーベスト 和瓦 金属屋根(ガルバ等)
重量 軽い(約20kg/㎡) 重い(約50kg/㎡) 非常に軽い(約5〜10kg/㎡)
メンテ頻度 中(10〜15年で塗装) 低(漆喰補修程度) 中〜高(15年程度で塗装推奨)
意匠性 現代的・シンプル 伝統的・重厚感 スタイリッシュ・シャープ
コスト 安価〜中程度 高い 中〜やや高い(遮熱付きは高価)

🛑 アスベスト含有の有無について

内容 詳細
使用時期 〜2004年頃までの製品にアスベスト(石綿)使用
対応方法 解体・撤去は専門業者による安全処理が必要(特別管理産業廃棄物)
確認手段 製造年・品番・メーカー名で判別/分析検査も可能

✅ まとめ

項目 内容
定義 KMEW社の化粧スレート製屋根材の商品名(人工スレート)
特徴 軽量・デザイン性・施工性・コスパに優れる
メンテナンス 10〜15年で塗装、25〜30年で葺き替え検討
注意点 アスベスト含有品の可能性/廃番製品の交換困難リスク
適応建物 戸建住宅、アパート、リフォームなど幅広く使用

 

⑫モニエル瓦(もにえるかわら)

モニエル瓦(モニエルがわら)」とは、セメントと砂を主成分として製造された、洋風デザインのコンクリート瓦の一種で、特に表面にスラリー層(着色セメント層)があるのが大きな特徴です。
正式には「乾式コンクリート瓦」と呼ばれ、1970年代〜2000年代初頭にかけて日本全国で広く使用されました。


🏠 モニエル瓦とは?

項目 内容
読み方 モニエルがわら(Monier瓦)
正式分類 乾式コンクリート瓦(セメント瓦)
製造元(旧) 株式会社モニエル(旧・クボタ系)、現在は製造終了
見た目 丸みのある**洋風瓦デザイン(S形、フレンチ形)**が多い
特徴 表面に「スラリー層」という特殊な塗装層を持つ(後述)

🧱 一般的なセメント瓦との違い

比較項目 モニエル瓦 一般的なセメント瓦
主成分 セメント+砂 同上
表面仕上げ スラリー層(着色セメントのコーティング)あり 樹脂塗装や顔料仕上げが多い
塗装の注意点 スラリー層の除去が必須 直接塗装しやすいものも多い
製造状況 既に日本では製造終了 一部メーカーは継続あり
重量感 比較的重い(和瓦に近い) 同等またはやや軽いものもある

🎨 スラリー層とは?

  • モニエル瓦の最大の特徴は、表面にセメント系の着色層(スラリー層)があること

  • この層は経年で**粉状に劣化(チョーキング)**しやすく、そのまま塗装すると密着不良や剥がれが起こる可能性が高いため、専用の下地処理が必要です。

🔧 塗装時の注意点

工程 解説
高圧洗浄 通常の洗浄では不十分。スラリー層を除去するまで洗浄が必要
下塗り 専用のスラリー強化シーラーを使用(通常のプライマーでは不可)
上塗り 遮熱塗料・シリコン・フッ素塗料など、環境や予算に応じて選択

📉 現在の流通とメンテナンス事情

項目 内容
製造状況 国内での製造は2007年頃に終了。補修用在庫もほぼ流通せず
修理対応 部分交換が難しいため、カバー工法や葺き替えが現実的
重量 和瓦並に重く、耐震補強の必要性がある場合も
寿命目安 30〜40年(下地が良好な場合)

🧰 モニエル瓦のメリット

メリット 内容
🏝️ 洋風の外観にマッチ 南欧風・リゾート風・輸入住宅などに映えるデザイン
🔥 不燃材で安心 火に強く、建築基準法上も不燃材として扱われる
🎨 重厚感のある意匠性 粘土瓦に比べて安価に高級感を演出できる

⚠ モニエル瓦のデメリット・注意点

デメリット 内容
🧱 割れやすい 経年劣化で表面が弱くなり、踏むと割れることも
🧽 苔・汚れが付きやすい 表面がザラついており、北面などでコケが顕著
🎨 塗装トラブルが多い スラリー層を落とさず塗装→数年で剥離などの施工ミス例が多い
🧰 修理困難 補修用瓦の入手がほぼ不可能。部分交換が事実上困難

🔧 葺き替え・リフォームの選択肢

方法 特徴
カバー工法(重ね張り) ガルバリウム鋼板などで覆う。既存瓦の解体不要・工期短縮
全面葺き替え 瓦を撤去して新しい屋根材に交換(スレート・金属屋根など)
塗装リフォーム スラリー層除去+専用下塗り材+塗装で仕上げる(ただし耐用年数は短め)

✅ まとめ

項目 内容
正式名称 モニエル瓦(乾式コンクリート瓦)
特徴 セメント系瓦で、スラリー層あり/洋風意匠/重厚感
使用時期 1970〜2000年代前半にかけて大量普及
メンテナンス注意点 塗装時はスラリー層の除去+専用プライマーが必要
現在の対応 製造終了/補修困難/葺き替え・カバー工法が現実的

 

⑬野地板(のじいた)

野地板(のじいた)」とは、屋根の構造において屋根材(瓦・スレート・金属板など)の下に張る下地の板材であり、屋根の骨組み(垂木)の上に固定される構造部材です。屋根の「土台」ともいえる部分で、屋根全体の耐久性・安全性・防水性に直結する非常に重要な部材です。


🏠 野地板とは?

項目 内容
読み方 のじいた(野地板)
英語表記 Roof sheathing / Roof decking
設置場所 屋根垂木の上、屋根材の下に位置
目的 屋根材の支持・釘打ちのための下地として機能
主な素材 合板(構造用合板)、杉板、パーティクルボードなど

📐 野地板の構造と役割

構造 説明
🎯 屋根材の下地 屋根材(瓦・スレート・板金など)を固定するための土台になる
🔨 釘打ち・ビス止めの基盤 屋根材を施工する際に釘やビスを確実に効かせるために必要
防水層の設置面 ルーフィング(防水シート)を貼るための面としても機能
🧱 屋根構造の剛性確保 野地板があることで、屋根全体の構造が一体化し、強度が増す

🔧 主な素材と種類

種類 特徴 備考
構造用合板(コンパネ) 最も一般的。強度・価格のバランス◎ 厚さ9mm〜12mmが多い
杉板・バラ板(無垢材) 昔の在来工法に多い。通気性はあるが経年劣化に注意 隙間あり/再利用困難な場合が多い
OSB(配向性ストランドボード) チップ材を圧縮成型。コスト安・軽量 断熱性能はやや低め
パーティクルボード 木くずを圧縮。安価だが水に弱い 野地板としては不向きな場合も

🔍 新築・リフォームでの施工断面図(例)

屋根の上から下に向かって:

● 屋根材(瓦・スレート・金属など)
● ルーフィング(防水シート)
● 野地板(構造用合板など)
● 垂木(骨組み)
● 小屋裏空間(断熱材ありの場合も)


⚠ 野地板の劣化・トラブル事例

劣化症状 主な原因 対応策
🔨 たわみ・沈み 経年劣化・雨漏り・過重 増し張り or 野地板張替え
🌧 腐食・カビ ルーフィングの劣化からの雨水侵入 葺き替え工事時に確認・修理
🐜 シロアリ被害 雨漏り放置・通気不良 野地板+垂木の補強 or 交換
⚠ 野地板の薄さ 古い建物で9mm未満の板使用 12mm以上に張り替え or 上張りが望ましい

🔁 リフォーム時の対応例

施工内容 概要
屋根カバー工法(重ね葺き) 既存屋根+野地板の上に新たに構造用合板を増し張りしてからルーフィング+新屋根材施工
葺き替え工事 既存屋根+ルーフィング+野地板も撤去して新設する。雨漏りがある場合や腐食時に選択されやすい
増し張り(重ね張り) 劣化や強度不足を補うために上から新しい野地板を貼る工法。コストは抑えられる

✅ まとめ

項目 内容
定義 屋根材や防水材を支える下地となる板材
主な素材 構造用合板(9〜12mm厚)、杉板、OSB など
役割 屋根材の支持、防水層の施工面、構造の安定化
劣化対策 点検・増し張り・交換(雨漏り時は必ず確認)
施工対象 新築、葺き替え、カバー工法すべてで関与

 

⑭ルーフィング(るーふぃんぐ)

ルーフィング」とは、屋根の防水層を形成するシート状の建材のことで、屋根材(瓦・スレート・金属屋根など)の下に敷く、防水のための非常に重要な部材です。
屋根材だけでは雨を完全に防ぐことはできないため、**雨水の浸入を防ぐ“最後の砦”**として、住宅の耐久性に直結する役割を担います。


🏠 ルーフィングとは?

項目 内容
読み方 ルーフィング(roofing)
和名 防水シート、防水下葺材
位置 屋根材の下、野地板の上に設置される
主な役割 雨水の浸入を防ぎ、野地板や構造材の腐食を防止
形状 ロール状のシート(厚み0.5〜1mm前後)

📐 屋根構造におけるルーフィングの位置関係

上から順に:

① 屋根材(瓦・スレート・金属屋根など)
② ルーフィング(防水シート)
③ 野地板(構造用合板など)
④ 垂木(屋根の骨組み)


🧱 主なルーフィングの種類と特徴

種類 特徴 耐久年数目安 備考
アスファルトルーフィング(940) 最も一般的。黒色。コスト安◎ 約10〜15年 新築住宅で広く使用
改質アスファルトルーフィング(ゴムアス) 柔軟性・耐久性アップ。施工しやすい 約20〜30年 カバー工法・高性能屋根向け
高耐久ルーフィング(ルーフラミテクト、タディスセルフ等) 防水性・耐熱性が非常に高い 約30〜40年 ガルバ屋根・フッ素塗料と併用されることも
自着タイプ(粘着層付き) 釘穴からの雨水侵入を防止。音鳴り少ない 約20〜30年 金属屋根向けに人気上昇中

🎯 ルーフィングの役割・重要性

役割 内容
屋根材の裏から侵入する雨水をブロック 台風や強風雨時、瓦の重なりから入り込んだ雨水を最終的に防ぐ
🛠 屋根材の隙間・ズレに対応 経年劣化・地震などで屋根材がズレても、ルーフィングがカバー
🧱 野地板や構造部の腐食防止 水が木材に直接触れないように保護
🔥 火災時の延焼防止 難燃処理済のものは、火災にもある程度耐性あり

⚠ 劣化時のリスクとメンテナンス

劣化症状 リスク 主な対応
破れ・ひび割れ 雨漏り・構造腐食 葺き替え工事で新設
釘穴からの浸水 構造材の腐食 粘着性のあるルーフィングで防止可能
紫外線劣化(露出状態) 粉状化・機能低下 長期放置NG。早期対応が必要

※ ルーフィングの寿命が尽きると、屋根材が健在でも雨漏りの直接原因になります!


🛠 葺き替え・カバー工法時のルーフィング施工

工事種別 ルーフィングの対応
葺き替え工事 既存屋根材・ルーフィング・野地板まで撤去し、新規ルーフィングを敷設
カバー工法 既存屋根の上に構造用合板を増し張り → その上に新しいルーフィングを敷く

✅ まとめ

項目 内容
定義 屋根材の下に施工する防水シート(下葺材)
主な素材 アスファルトルーフィング、改質アスファルト、粘着タイプなど
耐久性 安価品は10〜15年、高耐久品は30年以上
重要性 屋根材以上に雨漏り防止に直結する要部材
メンテナンス 葺き替え時 or カバー工法時に確実な施工・品質選定が必要

 

⑮アスファルトシングル(あすふぁるとしんぐる)

アスファルトシングル」とは、ガラス繊維の基材にアスファルトを含浸させ、表面に石粒を焼き付けた柔らかくて軽い**屋根材(シート状)**です。主にアメリカで広く普及しており、日本でも洋風住宅・輸入住宅・リゾート物件などで使われています。


🏠 アスファルトシングルとは?

項目 内容
読み方 アスファルトシングル(Asphalt Shingle)
分類 シート状の屋根仕上げ材(防水性+意匠性)
素材構成 ガラス繊維基材 + アスファルト + 着色石粒
特徴 柔軟・軽量・曲面にも対応可・割れない・静音性◎

📐 屋根構成のイメージ

上から順に:

① アスファルトシングル(仕上げ材)
② ルーフィング(防水シート)
③ 野地板(構造用合板など)
④ 垂木(屋根骨組み)


🎯 アスファルトシングルの主な特徴

特徴 説明
🪶 軽量 瓦の約1/4の重さ。耐震性に有利
🔇 静音性 金属屋根と違って雨音がしにくい
🎨 意匠性◎ 石粒のテクスチャで自然な風合い。洋風・リゾート住宅に好適
🧰 柔軟で施工性が高い 曲面・円形屋根にも施工可能。割れや反りが起きにくい
💸 価格が安い 屋根材の中でも比較的ローコスト

📦 主なメーカー製品(日本)

メーカー 商品名 特徴
旭ファイバーグラス リッジウェイ 北米輸入/遮音性・柔軟性◎
オーウェンスコーニング トゥルーディファイニション 米国大手ブランド/カラーバリエ豊富
ニチハ(過去) マルエスシリーズ(販売終了) 日本製品もあったが現在は流通僅少

🔧 施工方法の概要

工程 内容
① 野地板設置 合板等の下地を整える
② ルーフィング貼付 防水層として改質アスファルトルーフィング等
③ シングル貼付 専用接着剤 or 釘で重ね張り。上下左右に重ねて施工
④ 棟部の仕上げ 棟包み用シングルで仕上げる or 板金部材併用

🔍 メリット・デメリット

✅ メリット

  • 💡 軽量で地震に強い

  • 💡 柔軟性があり曲面屋根にも対応

  • 💡 雨音がしにくく、静音性が高い

  • 💡 割れ・凍害が起こりにくい

  • 💡 意匠性が高く、洋風建築にマッチ

⚠ デメリット

デメリット 内容
🧽 苔・カビが付きやすい 石粒が水を含みやすく、北面に苔が生えやすい
🧱 強風に弱いことがある 粘着力不足・施工不良ではがれやすくなる場合あり
🔥 火災時に有毒ガスの懸念 石油系材料ゆえ、燃焼時のガスに注意が必要
🧰 施工業者の技術差が出やすい 雑な施工だとめくれ・雨漏りリスクあり

📆 耐用年数とメンテナンス

項目 内容
一般的な耐用年数 約15〜25年(製品グレードにより差あり)
メンテナンス 色あせや苔の清掃、10〜15年で再塗装検討も可能
葺き替え時期 20年以上経過 or 接着劣化・剥がれが多い場合は全面交換

✅ アスファルトシングルが向いている住宅

タイプ 理由
輸入住宅・洋風住宅 デザインとの相性が良く、ナチュラルな風合い
曲面・ドーム屋根 柔軟性で複雑形状にも対応可能
予算重視のリフォーム 材料費・施工費が比較的安価

💬 まとめ

項目 内容
正体 ガラス繊維+アスファルト+石粒の防水兼仕上げ屋根材
特徴 軽量・静音・柔軟・意匠性◎
耐用年数 約15〜25年(製品と環境による)
適合住宅 洋風住宅・輸入住宅・軽量屋根を求める物件など
注意点 施工品質が重要/強風地域や北面の苔には注意

 

⑯スーパーガルテクト(すーぱーがるてくと)

スーパーガルテクト」とは、アイジー工業株式会社(IG工業)が製造・販売する高耐久・高断熱の金属屋根材です。屋根リフォーム市場では非常に人気が高く、軽量・遮熱・断熱・防錆・高耐久というバランスの取れた性能から、戸建て住宅のカバー工法や葺き替え工事でよく採用されています。


🏠 スーパーガルテクトとは?

項目 内容
製品名 スーパーガルテクト(Super Galtect)
メーカー アイジー工業(IG工業株式会社)
屋根材分類 金属製屋根材(ガルバリウム鋼板系)
用途 一般住宅の屋根リフォーム(葺き替え・カバー工法)
特徴 軽量・高耐久・断熱材付き一体型パネル

🧱 スーパーガルテクトの構造(断面構成)

スーパーガルテクトは「金属屋根+断熱材一体型パネル」です:

● 表面:遮熱鋼板(塗装高耐久ガルバリウム鋼板)
● 中間層:断熱材(硬質ウレタンフォーム 16mm)
● 裏面:アルミラミネート加工紙(防水・防錆補助)

これにより、

  • 高い遮熱性・断熱性

  • 優れた防音性能

  • 軽量・高強度

  • 長寿命

が実現されています。


📌 スーパーガルテクトの主な特徴

特徴 内容
🪶 超軽量 1㎡あたり約5kg未満 → 瓦の1/10以下の重さ。耐震性◎
🧊 遮熱・断熱性能 表面の遮熱塗装+断熱材付きで夏涼しく、冬暖かい
🔩 高耐久ガルバリウム鋼板 通常のガルバより**3倍長持ちする「SGL鋼板」**を使用
🔇 静音性 金属屋根でありながら雨音を軽減
🛠️ カバー工法対応 既存屋根の上からの施工が可能(葺き替えより低コスト)

🎨 カラーバリエーション(例)

※選べるカラーは施工時期や地域で変動することがあります

  • シェイドブラック

  • シェイドブラウン

  • シェイドブルー

  • シェイドモスグリーン

  • シェイドチャコール

いずれもマット調で高級感のある仕上がりです。


📈 グレードと種類

製品名 特徴
スーパーガルテクト 標準モデル。断熱性・耐久性のバランスが良い
スーパーガルテクト フッ素 フッ素塗装でさらに色褪せ・耐候性が向上(長期保証向け)
スーパーガルテクト C(カラー) 高意匠・高級感重視モデル(デザイン屋根)

🏗️ 施工方法と適用工事

工法 対応状況
カバー工法(重ね葺き) ◎:既存屋根(コロニアル・スレート)に対応可能
葺き替え工事 ◎:古い瓦・セメント瓦などを撤去して新設も可

📆 耐久性・保証

項目 内容
材料耐久年数 約25〜40年(使用環境により変動)
塗膜保証 最長20〜25年(グレードにより異なる)
積雪・風圧対応 耐風圧性・雪止め金具併用で雪国でも施工実績多数

💬 スーパーガルテクトが選ばれる理由

  • 地震対策に「屋根を軽くしたい

  • 夏の暑さ対策で「断熱性能の高い屋根にしたい

  • コロニアルの劣化で雨漏りしそう

  • 葺き替えよりも安価にリフォームしたい

といったニーズに高いレベルで応える製品です。


✅ まとめ

項目 内容
名称 スーパーガルテクト(アイジー工業)
特徴 超軽量・断熱材一体・遮熱性・高耐久SGL鋼板
対応工法 カバー工法/葺き替え 両対応
推奨用途 スレート屋根のリフォーム・瓦屋根の軽量化
耐用年数 約30〜40年(メンテ次第)

 

⑰コロニアル(ころにある)

コロニアル」とは、スレート系屋根材の一種で、主にセメントを主成分とした薄い板状の屋根材です。特に「コロニアル」は、旧クボタ松下電工(現在のケイミュー株式会社)が製造・販売していた商品名であり、現在では「スレート屋根=コロニアル」と認識されるほど日本国内で普及しています。


🏠 コロニアルとは?

項目 内容
正式名称 コロニアル(現在は「カラーベスト」シリーズに統合)
分類 スレート系屋根材(セメント系)
製造元 ケイミュー株式会社(旧クボタ+松下電工)
主成分 セメント+繊維素材(初期はアスベスト含有)
用途 一般住宅の屋根材として主流だった(1970年代〜現在)

📌 コロニアルの特徴

特徴 内容
🪶 軽量 瓦の約1/2以下 → 耐震性に有利
💰 価格が安い 材料費・施工費が瓦よりもリーズナブル
🏗️ 施工しやすい カット・釘打ち・下地張りが簡易で工期短縮
🔇 見た目がシンプル 洋風・和風住宅どちらにも合わせやすい
🎨 カラーバリエーションが豊富 黒・茶・グレー・赤など住宅スタイルに対応

🧱 コロニアルとスレートの違いは?

項目 コロニアル スレート
定義 商品名(ケイミュー) 材料の分類名(セメント系板材)
コロニアルNEO、カラーベスト、グラッサなど コロニアルを含むスレート屋根材全体
現在の呼び方 「カラーベスト」が後継名称 総称として使われる

※つまり「コロニアル=スレートの一種」と言えます。


⚠ アスベスト問題と製品変遷

年代 内容
~2004年頃 アスベスト(石綿)を含む製品が主流(耐久性高)
2004年以降 アスベスト使用禁止 → ノンアスベスト製品に移行
問題点 ノンアス化初期の製品は割れやすく耐久性が低いものも存在

🛠️ メンテナンス・リフォームのポイント

項目 内容
点検目安 10年ごとに塗装・ヒビ割れの有無をチェック
塗装メンテ 10〜15年ごとに再塗装で防水性保持
葺き替え 20〜30年目が目安(割れ・反り・雨漏り時)
カバー工法 上から金属屋根(ガルバ等)を重ね葺きする施工も可能

🔍 よくある劣化症状

症状 原因・注意点
ヒビ割れ 凍害・経年劣化。放置は雨漏りの原因に
コケ・カビ 北面や日陰に多い。美観・劣化を促進
色あせ・チョーキング 塗膜の劣化。塗装のタイミングサイン
板の反り 乾燥収縮などによる変形。カバー工法か葺き替え検討

✅ まとめ

項目 内容
正体 ケイミュー(旧クボタ松下)のスレート屋根材の商品名
材質 セメント+繊維素材(2004年以前はアスベスト含有)
特徴 軽量・安価・意匠性◎。ただし耐用年数には限界あり
メンテ 10〜15年ごとの塗装/20年以降は葺き替え検討
リフォーム対応 カバー工法・金属屋根化が一般的(スーパーガルテクト等)

 

⑱アーバニー(あーばにー)

アーバニー」とは、ケイミュー株式会社(旧クボタ松下電工)が製造していたスレート系屋根材の商品名のひとつです。見た目が瓦調で高級感があり、洋風住宅やモダン住宅でよく採用されていた人気シリーズでしたが、**現在は廃番(製造終了)**となっています。


🏠 アーバニーとは?

項目 内容
製品名 アーバニー
メーカー ケイミュー株式会社(旧:クボタ、松下電工)
分類 スレート屋根材(セメント系)
特徴 瓦調デザイン/軽量/安価/施工性◎
状況 製造終了品(流通在庫も希少)

🎨 特徴と魅力

特徴 内容
🧱 瓦風デザイン スレート屋根でありながら瓦のような立体感と高級感
🪶 軽量 瓦の約半分以下 → 耐震性に有利
💰 コストパフォーマンス 瓦よりも施工費が安く、短工期
🏗️ 施工性が良い 釘打ち・重ね貼り構造で職人の扱いやすさ◎

🛠 使用されていた場所の例

  • 1990〜2000年代に建築された住宅

  • 輸入住宅・洋風戸建て住宅

  • 建売住宅(コストとデザイン性のバランスを重視した物件)


⚠ アーバニーのメンテナンス・リフォーム注意点

🔍 劣化の兆候

劣化症状 説明
ヒビ割れ・反り ノンアスベスト初期製品は耐久性が低く割れやすい傾向あり
色あせ・チョーキング 表面塗膜の劣化 → 防水性が低下
苔・カビ・藻の発生 防水性が落ちた状態では生えやすくなる

🔧 メンテナンス手段

方法 説明
再塗装 築10〜15年程度で塗装により保護性能を回復
カバー工法 割れやすい製品の場合、金属屋根材でのカバーが最適(スーパーガルテクトなど)
葺き替え 耐用年数(20〜30年)を超える場合は全面撤去+新設

❌ 製造終了による問題点

問題 内容
材料の入手困難 破損時に同じ製品での差し替えが不可能な場合あり
メンテナンス限界 ひび割れ多数の場合、再塗装では追いつかないケースも多い
アスベストの可能性 2004年以前の製品にはアスベスト含有の可能性あり(専門検査推奨)

✅ まとめ

項目 内容
製品名 アーバニー(ケイミュー製 スレート屋根材)
特徴 瓦調デザイン/軽量/施工性良好/コスパ◎
現状 製造終了・交換部材入手困難
メンテ目安 築10〜15年で塗装、20〜30年で葺き替えやカバー工法
対応策 スーパーガルテクトなどの金属屋根材へのリフォームが推奨

 

⑲パミール(ぱみーる)

パミール」とは、ニチハ株式会社が1996年から2008年頃まで販売していた**スレート屋根材(薄型化粧スレート)**の製品名です。

一見、一般的なスレート屋根材と同様に見えますが、「層間剥離(そうかんはくり)」という重大な欠陥が全国的に多発しており、現在では**“劣化の激しい屋根材の代表格”**として認識されています。多くの住宅で雨漏りや破損が発生し、訴訟や集団調停にも発展した過去があります。


🏠 パミールとは?

項目 内容
製品名 パミール(PAMIR)
メーカー ニチハ株式会社
販売期間 1996年〜2008年頃まで
分類 化粧スレート屋根材(セメント系)
特徴 意匠性は高かったが、層間剥離による欠陥が多発
現状 製造終了(補修・再販売なし)/要リフォーム対象

⚠️ パミールの「層間剥離」とは?

「層間剥離」とは、パミールの屋根材がミルフィーユ状に何層にも分離して剥がれてくる現象です。

🔍 主な劣化症状

症状 内容
📌 層間剥離 板の表面がペリペリと薄皮状にはがれる(雨水が内部に侵入)
📌 ヒビ割れ 極端に割れやすく、風で飛ぶこともある
📌 反り・浮き 板材が湾曲して反り上がる(強風で脱落リスク)
📌 塗装不可 表面がはがれるため、塗装しても定着しない・意味がない

🧪 原因:製品構造と素材の問題

パミールは、ノンアスベスト化初期の製品で、アスベスト(石綿)に代わる素材が十分に強度・耐久性を発揮できなかったことが原因とされています。

  • 接着剤や接合層の劣化が早く、外部環境で分離・反り・剥がれを起こしやすい

  • 特に築10年以内から剥離が始まる例も多い


🧰 メンテナンスと対応策

❌ 再塗装は不可!

  • 表面が剥がれるため、塗料が密着せず、再塗装してもすぐに剥がれる

  • 業者に「塗装できる」と言われても要注意!

✅ 推奨されるリフォーム方法

方法 内容
カバー工法 古いパミールの上から金属屋根材(スーパーガルテクトなど)を重ね葺きする。安価で工期も短め
葺き替え パミールを完全撤去して、新しい屋根材を設置。初期費用は高めだが、構造から安心したい方におすすめ

📆 パミールの見分け方

以下のような住宅は、パミールの可能性が高いです:

チェックポイント 詳細
築年数 1996年〜2008年に建てられた
メーカー ニチハの屋根材と聞いている
劣化症状 表面がペラペラとはがれている/反っている/割れている
塗装歴 塗装してもすぐ劣化した or 塗装できないと言われた

⚖️ 補償・訴訟の歴史

  • 一部の所有者はニチハに対して補償請求・訴訟・集団調停を行った過去があります。

  • ただし現在では時効や対応終了のケースも多く、補償は望みにくい状況です。


✅ まとめ

項目 内容
名称 パミール(ニチハ製スレート屋根材)
状況 重大な構造的欠陥が多発し、現在は製造中止・要注意屋根材
症状 剥離・反り・割れ → 再塗装不可・雨漏りリスク大
対策 カバー工法 or 葺き替えによる全面的な屋根改修が推奨
見分け方 1996〜2008年築+剥がれ・反りがあるなら疑うべき

 

⑳セキスイかわらU(せきすいかわらゆー)

「セキスイかわらU(かわらU)」とは、積水化学工業がかつて製造・販売していた屋根材で、瓦の形状を模した厚型スレート(セメント系屋根材)です。1975年から約30年以上にわたって普及し、全国で50万棟以上の住宅に採用された実績がありますが、現在は製造中止となっており、耐久性・安全性・メンテナンスの観点から注意が必要な屋根材です。以下、その特徴・問題点・対策などを整理します。


🏗 かわらUの特徴

項目 内容
材質 厚型セメント系スレート(瓦を模した形状) yane-takarazuka.com+3protimes-nagano.jp+3arise1.jp+3
発売期間 約1975年~2007年まで販売された arise1.jp+2protimes-nagano.jp+2
製造会社 積水化学工業、および関連会社(積水屋根システム / セキスイルーフテック等) protimes-nagano.jp+2テイガク屋根修理+2
対応性 見た目が瓦風で、瓦より軽く、既存屋根材(スレート・カラーベストなど)の上に被せるカバー工法にも使われた。 yane-takarazuka.com+1

⚠ 主な問題点

かわらUには2種類のタイプがあり、それぞれで問題となる点が異なります。

タイプ 問題内容
アスベスト含有タイプ(1975年~1990年7月頃) アスベスト入りのため健康リスクあり。素材自体は比較的頑健なものが多く、屋根材としての耐久性が高い方。塗装可能なものもあり。 arise1.jp+1
ノンアスベストタイプ(1990年8月以降~2007年) アスベストを使わずに製造されたもの。素材の強度が十分でなかったため、耐久性に乏しく、塗膜の剥がれ・ひび割れ・割れやすさ・基材の崩れなどの劣化が顕著。 山田工芸+3protimes-nagano.jp+3やねまる+3

具体的な症状としては:


✅ 判断・見分け方

かわらUがどちらのタイプか、またどの程度劣化しているかを見極めることが重要です。

方法 内容
築年数から推定 1975〜1990年頃 → アスベスト含有タイプの可能性が高い。1990年以降はノンアスベスト。 protimes-nagano.jp+1
刻印を見る 屋根材の棟部分などにロット番号が刻印されており、それでおおよそのタイプがわかることがある。 arise1.jp+1
劣化症状を観察 塗膜の剥がれ、白化、ひび割れ、割れやすさなどがないか。ノンアスベストタイプはこれらの症状が早く出る。 屋根無料見積.com+2やねまる+2

🔧 メンテナンス・リフォームの選択肢

かわらUを使っている家では、次のような対応が取られることが多いです:

対策 内容
再塗装 アスベスト含有タイプで劣化が少ないものには一定効果あり。但しノンアスベストタイプでは塗装後すぐ剥がれることも多いため慎重に判断。 やねまる+1
葺き替え工事 最も確実な対応。かわらUを撤去して、新しい屋根材へ交換。下地も含めて整備することで耐久性を確保。 yane-takarazuka.com+1
屋根のカバー工法 既存かわらUの上に新しい屋根材を被せる工法。但し材質・下地の状態によってはリスクあり。軽量の金属屋根などが選ばれることが多い。 yane-takarazuka.com+1

⚠ 注意点・リスク

  • 劣化が進んだノンアスベストかわらUでは、屋根に登るだけで割れてしまうことがあるため、 安全性が低くなっているので、上に乗る作業は信頼できる業者に任せることが重要。 屋根無料見積.com+1

  • アスベスト含有タイプは、切断・破砕・撤去時にアスベストの飛散リスクがあるため、 適切な処理が必要。 やねまる+1

  • 塗装業者の中には「塗れる」と言って塗装を勧めるケースもあるが、見た目が改善しても性能は回復しないことが多い。お金と時間を無駄にする可能性がある。 yane-takarazuka.com+2山田工芸+2

 

㉑横暖ルーフ(よこだんるーふ)

横暖ルーフ(よこだんルーフ)」とは、ニチハ株式会社が製造・販売している高耐久・高断熱性の金属屋根材シリーズです。主にリフォーム市場(屋根のカバー工法や葺き替え)で非常に人気が高く、「軽量」「遮熱」「断熱」「防音」「高耐候」など多機能な屋根材として評価されています。


🏠 横暖ルーフとは?

項目 内容
商品名 横暖ルーフ(よこだんルーフ)
メーカー ニチハ株式会社(外壁材なども手がける大手建材メーカー)
分類 金属屋根材(ガルバリウム鋼板+断熱材)
用途 屋根の**リフォーム(カバー工法・葺き替え)**に最適
施工方法 横葺き(※瓦のような縦方向ではなく、板金を横方向に張る)

🧱 横暖ルーフの構造

横暖ルーフは以下のような多層構造になっており、機能性が高いのが特徴です:

表面:高耐候ガルバリウム鋼板(またはSGL鋼板)

中間層:遮熱塗装(赤外線反射)

芯材:硬質ウレタンフォーム(断熱材)

裏面:アルミライナー/防音シートなど(製品による)

この構造により、以下の性能が実現されています。


🌟 主な特徴・メリット

特徴 内容
🪶 超軽量 瓦の1/10程度の重さ。耐震対策に有利。
🔇 遮音性 雨音が気になりにくく、静かな屋根。
🔥 断熱性 ウレタンフォーム芯材により、夏涼しく・冬暖かい
🌞 遮熱性 表面の塗膜が赤外線を反射し、屋根表面温度を下げる
💧 防水性 一体成型とジョイント構造で雨仕舞が良い
🛠️ 施工性が高い カバー工法で既存屋根の上から施工できる
💨 耐風性能 風に強い構造で、台風にも安心

🏷 主なラインナップ

製品名 特徴
横暖ルーフαS スタンダードモデル。遮熱鋼板+ウレタン断熱材。
横暖ルーフαプレミアムS 高耐候グレード。フッ素塗装など高性能仕様。
横暖ルーフきわみ ハイグレードモデル。意匠性と耐候性が両立。
横暖ルーフライトα 特に軽量で、リフォーム向けに特化したモデル。
横暖ルーフαプレミアムP(旧製品) 旧モデルながら高機能で根強い人気。

🔧 施工方法:カバー工法に最適

横暖ルーフは、「既存の屋根材(カラーベストやスレートなど)を剥がさずに、その上から重ねて施工できる」=**カバー工法(重ね葺き)**に非常に適しています。

対応可能な旧屋根材

  • パミール

  • カラーベスト

  • セキスイかわらU

  • コロニアル

  • トタン屋根 など


⏰ 耐用年数・保証

項目 内容
耐用年数 20〜30年(プレミアム仕様ならそれ以上)
メーカー保証 製品によって10〜20年程度の穴あき・赤錆・塗膜保証あり(例:プレミアムSで20年保証)

🔍 横暖ルーフが選ばれるケース

ケース 理由
築20年以上で屋根に不安 軽量で高性能な屋根材にリフォームしたい
パミールなど再塗装不可の屋根 カバー工法での最適解
断熱・遮熱効果を上げたい 真夏の室温上昇対策に効果大
地震対策 重い瓦屋根からの葺き替えに最適(軽量で安心)

📝 注意点・デメリット

注意点 内容
費用は安くはない 高機能な分、一般的な塗装よりは高額(ただし瓦よりは安い)
金属音がゼロではない 遮音対策ありでも、強い雨時には若干聞こえることがある
勾配の確認必要 緩勾配屋根にも対応可能だが、最低勾配の確認は必須

✅ まとめ

項目 内容
名称 横暖ルーフ(ニチハ製 金属屋根材シリーズ)
特徴 軽量/高断熱/高遮熱/防音/高耐候/カバー工法対応
用途 屋根リフォーム・葺き替え・カバー工法で非常に人気
耐用年数 約20〜30年+保証あり(プレミアムモデルはより長期)

📦 こんな方におすすめ

  • 再塗装できない屋根材(パミール、かわらUなど)の方

  • 暑さ・寒さ・音の悩みがある方

  • 地震対策で瓦から軽量屋根へ変更したい方

  • 将来的なメンテナンスコストを抑えたい方

愛知建装の最新の施工事例

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株式会社愛知建装

代表取締役 三浦 淳平

愛知建装のHPをご覧いただき誠にありがとうございます。

地域密着の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店愛知建装の代表を務めさせていただいております三浦淳平です。

相撲部に所属していた一刻者の代表・三浦が、お見積もり提案から施工まで親切・丁寧・バカ真面目をモットーに、お客様にとって最善のご提案を心がけております。

弊社所属の経験豊富な熟練の一級塗装技能士の職人による正直な施工で、地域の皆様に愛される「地域優良一番店」を目指しております。

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