外壁塗装で中塗りと上塗りは何が違う?その役割と施工方法を解説
2025.11.23 (Sun) 更新
外壁塗装は、建物の美観を保ち、構造を長持ちさせるために不可欠な工程です。
特に中塗りと上塗りは、その役割と適用方法において、建物の保護と外観に大きく寄与します。
今回は、それぞれの塗装工程がどのように異なり、どのような重要な機能を果たすのかを詳しく解説していきます。
目次
外壁塗装の基本構造
外壁塗装の工程概要
外壁塗装は主に「下地処理」「下塗り」「中塗り」「上塗り」という4つの主要な工程を順に経て完了します。
それぞれの段階には明確な目的と役割があり、どれも省略できない重要な作業です。
まず下地処理では、外壁表面に付着した汚れ、カビ、藻、古い塗膜を丁寧に除去します。
高圧洗浄やサンドペーパー研磨などを用いて表面を清潔に整えることで、後に塗る塗料がしっかりと密着し、仕上がりの耐久性を高めることができます。
また、ひび割れや欠損部分がある場合には補修作業を行い、塗装後の美観と機能性を維持します。
次に行う下塗りは、塗料の吸い込みを防止し、外壁材と上塗り塗料との密着を強化するための工程です。
シーラーやプライマーと呼ばれる専用の下塗り材を使用し、中塗り・上塗りを安定して仕上げるための基盤を作ります。
中塗りでは、塗膜の厚みを確保し、耐久性や防水性能を一層高めます。
この段階では、最終仕上げに近い色の塗料を用いることが多く、塗りムラをなくすためにも均一な塗布が求められます。
最後の上塗りでは、美しい色彩や艶感を出すと同時に、紫外線、酸性雨、排気ガスなどから壁面を長期間保護する最終的な防御層を形成します。
仕上げの質によっては、10年以上にわたり建物の美観と機能を維持することが可能です。
塗装の役割と重要性
外壁塗装は単に見た目を美しく整えるだけでなく、建物全体を外的要因から守るための「保護膜」として非常に重要な役割を果たしています。
塗装によって外壁は、強い紫外線、雨水、風、雪、排気ガスなど、日々の過酷な自然環境から守られます。
これにより、外壁材の劣化やひび割れ、腐食の進行を抑えることができ、建物の寿命を大幅に延ばすことができます。
さらに、近年では遮熱性や断熱性を備えた高機能塗料も登場しており、室内の温度上昇を抑える効果が期待できます。
これにより冷暖房効率が向上し、エネルギーコストの削減にもつながります。
加えて、定期的な塗装メンテナンスを行うことで、外観の美しさを保ち、不動産としての資産価値を維持することもできます。
このように、外壁塗装は美観・保護・省エネ・資産価値維持という多面的な役割を担う、建物管理において欠かせない重要な工程なのです。
中塗りと上塗りの役割の違い
中塗りの主な機能と目的
中塗りは、外壁塗装における「塗膜形成の中核」ともいえる重要な工程であり、塗膜の厚みを十分に確保することで防水性・耐久性・密着性を高めることを主な目的としています。
この段階では、外壁表面に均一な層を形成し、外的要因による損傷や劣化を未然に防ぐ効果が期待されます。
塗料はやや厚めに塗布され、雨水や湿気の侵入を防ぎつつ、ひび割れや衝撃などによる物理的ダメージから下地を保護します。
また、塗膜の厚さを均等に整えることで、塗装全体の耐候性が向上し、長期的に塗料が剥がれにくくなるという利点もあります。
さらに中塗りは、上塗りを美しく仕上げるための「下準備」としても機能します。
塗面の細かな凹凸を埋め、滑らかで均一な表面を作り出すことで、上塗りの色艶や発色を最大限に引き立てます。
中塗り段階での仕上がりが不十分だと、最終的な上塗りの見栄えにも影響が出るため、この工程は見た目と品質の両面において極めて重要です。
上塗りが果たす最終的な役割
上塗りは外壁塗装の最終工程であり、建物の外観と耐久性を決定づける「仕上げの層」です。
この層は、美観の維持と外的要因からの保護を両立する役割を担い、長期間にわたり建物を守る最前線として機能します。
使用される塗料は、色彩や光沢が長持ちするように調整された高品質な素材で構成され、紫外線・酸性雨・排気ガスなどの化学的要因に強い耐性を備えています。
特に近年では、フッ素系塗料やシリコン系塗料など、耐候性・防汚性に優れた製品が多く採用されています。
上塗りによって最終的な色調や質感が確定し、建物全体の印象やデザイン性が大きく左右されます。
そのため、塗料の種類・艶の程度・色合いの選択は、外観デザインにおいて非常に重要な要素です。
さらに、上塗りは美観だけでなく、塗膜全体の寿命を延ばし、メンテナンスの周期を長く保つ役割も果たしています。
このように中塗りと上塗りは、どちらも密接に関わりながら、機能面と美観面の両立を実現する不可欠な工程なのです。

中塗りと上塗りの適用方法
中塗りの適切な施工技術
中塗りを施す際には、均一な厚みで塗料を塗布する技術が求められます。
適切な厚さで均等に塗ることで、塗膜の性能を最大限に引き出すことができます。
また、気温や湿度を考慮し、塗料の種類に応じた最適な塗布条件を選ぶことが重要です。
これによって、中塗りの効果を最大化し、耐久性を確保することが可能になります。
上塗りの施工方法と注意点
上塗りは、細部にわたる注意を払いながら丁寧に行う必要があります。
この工程では、塗料が直接外部環境に触れるため、塗膜が均一でないと色ムラや剥がれの原因となります。
また、快適な環境下で塗装することが望ましく、風が強い日や雨の予報がある日は避けるべきです。

まとめ
今回は、外壁塗装の中塗りと上塗りの役割と、それらの適切な施工方法について詳しく解説しました。
中塗りは主に防水性と耐久性を高めるために、上塗りは外観の美しさと長期的な保護を目的としています。
これらの工程を適切に行うことで、建物の美観を保ちながら、構造の寿命を延ばすことができます。
外壁塗装を計画する際には、これらの点を考慮して、最適な方法を選択することが重要です。
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