メンテナンスの手間がかからない外壁とは?長持ちさせる方法も紹介!
2024.03.23 (Sat) 更新
住宅を保つには、外壁の状態を維持することが不可欠です。
外壁は家を雨や風から守り、美観を保持する重要な役割を果たします。
しかし、外壁のメンテナンスはしばしば煩わしいと感じられがちです。
そこで、「メンテナンスのかからない外壁」というテーマに焦点を当て、住宅所有者が抱える悩みに対する解決策を提案します。
□メンテナンスが少ない外壁材3選
1:タイル
タイルは、水を吸いにくく汚れに強い性質を持っています。
半永久的に使え、紫外線による劣化も少ないため、メンテナンスが少なくて済む外壁材といえます。
しかし、目地部分のメンテナンスは必要になります。
2:樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、色褪せに強く、雨や塩害、凍害にも耐えます。
オープンジョイント工法により、目地コーキングの劣化の心配がなく、長期間メンテナンスフリーで利用できる点が魅力です。
3:金属系サイディング
金属系サイディングは軽量で地震や凍害に強く、多様なデザインがあります。
定期的な塗装が必要ですが、20年近く塗装せずに済む場合もあり、長期的なメンテナンスのコストを抑えられます。
□外壁を長持ちさせるコツ
1:定期的な掃除
外壁を長持ちさせるには、その汚れを定期的に掃除することが非常に重要です。
外壁には、汚れを防ぐ防汚性、夏の熱を遮る遮熱性、カビを防ぐ防カビ性など、さまざまな機能を持つ塗装が施されています。
これらの塗装は、外壁の劣化や傷、ひび割れの進行を抑える役割を果たします。
しかし、外壁が汚れていたり経年劣化が進んでいると、これらの塗装が十分に機能しなくなり、外壁の劣化が加速してしまいます。
2:定期点検
外壁の長寿命化には、専門家による定期点検が欠かせません。
外壁に対する定期的な点検は、表面上では見えにくい劣化やひび割れを早期に発見することに役立ちます。
これらを早期に発見し対処することで、大きな修理費用の発生を防げるようになります。
3:シーリング補修
外壁の長寿命化には、シーリングの定期的な補修も欠かせません。
シーリング材は、外壁材と外壁材の間、または窓との接合部に使用されるもので、その耐久年数は外壁材より短いため、定期的なメンテナンスが必要です。
シーリング材の劣化を放置すると、雨漏りの原因になることもあるので注意しましょう。
4:定期的な塗り替え
外壁の長持ちには、定期的な塗り替えも非常に重要です。
外壁は日々、風雨や紫外線といった自然の影響を直接受けており、時間が経つにつれて徐々に劣化していきます。
特に、ひび割れや色あせなどの明らかな劣化が見られる場合、早めの塗り替えが必要です。
□まとめ
メンテナンスのかからない外壁材を選ぶことは、家全体のメンテナンスコストを削減し、長期にわたって家を美しく保つ秘訣です。
タイル、樹脂系サイディング、金属系サイディングは、それぞれユニークな利点を持ち、少ないメンテナンスで美しい外観を維持するのに適しています。
また、定期的な掃除や点検、適切な補修は、どの材料を使用しても外壁の寿命を延ばすのに役立ちます。