塗装ムラの原因から解決策まで解説!失敗しないための選び方もご紹介
2024.08.16 (Fri) 更新
外壁塗装は、建物の外観を美しく保つだけでなく、建物の耐久性を高める重要な工程です。
しかし、塗装のムラが生じると、見た目の問題だけでなく、防水性や耐久性にも悪影響を与えることがあります。
この記事では、外壁塗装のムラの原因、対策、予防策、そして信頼できる塗装会社の選び方について詳しく解説します。
これにより、安心して外壁塗装を行い、長期間美しい外観を保つための知識を提供します。
目次
□塗装ムラとは?
外壁塗装のムラとは、塗料が均一に塗られずに色や厚みが不均一になっている状態を指します。
ムラは光の当たり方によって見え方が変わることがありますが、許容範囲を超えるムラは建物の美観を損ない、場合によっては塗膜の保護機能を低下させることもあります。
1:程度と度合い
外壁塗装のムラには、程度や度合いがあります。
わずかな色ムラは、腕の良い職人でも発生する可能性がありますが、外壁の機能や美観に重大な影響を与えない限り許容されることが多いです。
2:明らかな問題のムラ
明らかに美観を損ねるムラは、速やかに対処する必要があります。
これらのムラは、素人目にも明確に認識できる場合が多く、放置すると外壁の保護機能が低下し、ひび割れや錆、コケの発生、さらには塗装の剥がれなどの問題を引き起こします。
外壁塗装の主な目的は建物を風雨から守ることなので、塗膜の機能が失われると、建物が無防備な状態になり、最悪の場合、構造体が腐ってしまう恐れもあります。
3:放置した場合のリスク
塗装ムラを放置すると、耐久性や防水性が低下し、外壁の劣化が加速します。
結果として、建物の耐用年数が大幅に短くなる可能性があります。
外壁の劣化が進むと、補修費用も増加し、最終的には再塗装が必要になることが多いです。
□塗装ムラの原因
外壁塗装のムラは、施工の各工程におけるさまざまなミスや条件が原因となります。
ここでは、塗装ムラが発生する主な原因について詳しく見ていきましょう。
1:下塗りの不備
外壁塗装には、下塗り、中塗り、上塗りの3回の塗り工程があります。
下塗りは、外壁と塗料をしっかりと密着させるために行う重要な工程です。
しかし、下塗りが不十分だと、後の中塗りの塗料が下地に吸い込まれてしまい、色ムラが生じることがあります。
下地の劣化具合を確認し、必要に応じて2回、3回と下塗りを重ねることが重要です。
2:中塗り・上塗りの施工ミス
中塗りは、防汚性や防水性などの機能を発揮するために十分な厚みを持たせて塗布します。
しかし、一度の塗装でムラなく仕上げるのは難しいため、小さな色ムラなどを補正するために上塗りが必要です。
中塗りと上塗りは基本的に同じ色を使いますが、色が透けてしまうことがあり、色ムラの原因になります。
3:塗料の使用方法のミス
塗料には、塗布量、塗装回数、希釈率などの細かい施工マニュアルがあります。
特に希釈率は重要で、塗料を水やシンナーで希釈して使用しますが、気温や湿度などの要件を考慮して細かく調整する必要があります。
この調整は職人の経験に頼る部分が大きく、ミスが生じるとムラの原因となります。
4:乾燥時間不足
外壁洗浄後や塗料を塗布した後に、十分な乾燥時間を確保しないと、次の工程に影響が出てムラが生じることがあります。
特に雨などで外壁が濡れている場合は、乾燥時間を十分に確保することが重要です。
5:施工会社の技術不足
昔は刷毛で塗装していたため、職人の技術が大きく仕上がりに影響していました。
現在ではローラーやスプレーを使った塗装が主流ですが、これらの道具でも技術が必要です。
ローラーでの塗布量に差が出たり、スプレーの吹き付けムラが生じたりすることがあります。
6: 施工会社の手抜き
利益重視の悪徳業者による手抜き工事もムラの原因となります。
外壁塗装は基本的に3回塗りが必要ですが、2回塗りを提案する業者には注意が必要です。
信頼できる塗装会社を選ぶことが、ムラのない美しい仕上がりへの第一歩となります。
□ムラが生じた場合の補修ポイント
外壁塗装でムラが生じた場合、そのまま放置すると建物の美観と機能性が大きく損なわれることがあります。
以下では、ムラが発生した際の具体的な補修ポイントと、ムラを防ぐための予防策について解説します。
1:再塗装の必要性
外壁にムラが発生すると、防水性や耐久性が低下し、結果として雨漏りや建材の腐食などの問題が生じる可能性があります。
そのため、ムラを発見した際には、速やかに再塗装を行うことが重要です。
再塗装を怠ると、ダメージが蓄積し、大規模な修復が必要になることがあります。
2:塗装会社の選び方
再塗装を行う際には、信頼できる塗装会社を選ぶことが不可欠です。
優れた塗装会社は、豊富な施工実績を持ち、見積もりの内訳を丁寧に説明してくれます。
また、使用する塗料の種類や塗装方法についても、専門的な知識を持って説明できる会社を選びましょう。
口コミや評判を参考にしながら、納得のいく会社を見つけることが大切です。
3:塗装のタイミング
塗装のタイミングは、仕上がりに大きな影響を与えます。
経験豊富な塗装会社は、塗料が適切に乾燥する時間を見極め、最適なタイミングで次の工程に進むことができます。
逆に、乾燥時間を待たずに急いで塗装を行うと、ムラや塗膜の剥がれが発生することがあります。
施工期間を不必要に長引かせる業者にも注意が必要です。
□まとめ
外壁塗装のムラは、見た目の美観を損ねるだけでなく、建物の耐久性にも悪影響を与える可能性があります。
ムラが生じた場合は、早急に再塗装を行い、信頼できる塗装会社に依頼することが重要です。
また、ムラを防ぐためには、適切な塗料の選定、塗料の色や厚みの管理、そして技術力のある塗装会社の選定が不可欠です。
これらのポイントを押さえて、長期間美しい外観と高い耐久性を保つ外壁塗装を実現しましょう。
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