建物長寿命化!アスファルト防水・押さえコンクリートのメンテナンスと改修
2025.06.23 (Mon) 更新
屋上は建物の重要な部位であり、その防水対策は建物の寿命と資産価値を大きく左右します。
特に、アスファルト防水と押さえコンクリートは、長年にわたって建物を雨漏りから守る重要な役割を担っています。
しかし、これらの素材にも寿命があり、適切な時期に改修工事を行うことが不可欠です。
適切なメンテナンスを怠ると、思わぬ出費や建物の損傷につながる可能性もあります。
この記事では、アスファルト防水押さえコンクリートの寿命と改修時期の判断基準について、分かりやすく解説します。
目次
アスファルト防水の寿命と改修時期
アスファルト防水の耐用年数
アスファルト防水は、高い耐久性を誇る防水工法として知られています。
しかし、その耐用年数は、施工方法や使用環境によって大きく異なります。
押さえコンクリート仕上げの場合、建設省の資料では約17年とされていますが、より詳細な調査データでは26~38年という長期にわたる耐久性も示されています。
一方、露出仕上げの場合、耐用年数は13~29年と推定されています。
これらの数値はあくまで目安であり、実際の寿命は建物の利用状況やメンテナンス状況、気候条件など様々な要因によって左右されます。
劣化症状の見分け方
アスファルト防水の劣化は、目視で確認できる場合と、そうでない場合があります。
露出仕上げの場合は、表面のひび割れや亀裂、アスファルトの剥がれなどが比較的容易に確認できます。
しかし、押さえコンクリート仕上げの場合は、コンクリート層に覆われているため、劣化の発見が難しく、雨漏りが発生してから初めて問題に気づくケースも少なくありません。
そのため、定期的な点検が非常に重要となります。
押さえコンクリート自体にクラック(ひび割れ)や浮き、伸縮目地の劣化などが現れた場合も、防水層の劣化を示唆する可能性があります。
また、屋上に水たまりが長時間残る場合も、防水層の機能低下が疑われます。
改修時期の判断基準
アスファルト防水の改修時期は、耐用年数だけでなく、劣化症状の程度や建物の利用状況などを総合的に判断する必要があります。
例えば、軽微なひび割れであれば、部分的な補修で済む場合もありますが、広範囲にわたる劣化や雨漏りが発生している場合は、全面的な改修が必要となるでしょう。
また、屋上を駐車場や庭園として利用している場合などは、より高い耐久性が求められるため、定期的な点検と早めの改修が重要です。
専門業者による点検・診断を受けることで、改修の必要性や最適な工法を判断することができます。
押さえコンクリートの役割と劣化
押さえコンクリートの機能
押さえコンクリートは、アスファルト防水層の上に打設されるコンクリートで、防水層を保護する役割を担っています。
紫外線や衝撃から防水層を守り、歩行による損傷を防ぐ効果があります。
特に、屋上を歩行可能な空間として利用する場合には、押さえコンクリートは不可欠です。
また、軽量コンクリートを使用することで、建物の負担を軽減することも可能です。
押さえコンクリートの劣化症状
押さえコンクリートは、経年劣化によってひび割れや浮き、剥離などが発生します。
また、伸縮目地と呼ばれるコンクリートの継ぎ目部分も、劣化によってひび割れや剥がれが生じる可能性があります。
これらの劣化は、防水層の保護機能を低下させ、雨漏りの原因となる可能性があります。
さらに、雑草の繁殖も、コンクリートの劣化を促進する要因の一つです。
雑草の根がコンクリート内部に侵入すると、水分が浸入しやすくなり、鉄筋の腐食やコンクリートの劣化を加速させる可能性があります。
劣化によるリスク
押さえコンクリートの劣化は、単に見た目の悪さだけでなく、建物の構造的な安全性を脅かすリスクを伴います。
雨水がコンクリートのひび割れから防水層に浸入し、建物の内部にまで達すると、鉄骨の腐食やコンクリートの劣化を引き起こし、建物の強度を低下させる可能性があります。
また、雨漏りは、建物の内部にカビや腐敗を発生させ、居住者の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、押さえコンクリートの劣化症状を発見した場合は、早急に専門業者に相談し、適切な対策を講じる必要があります。
適切なメンテナンス方法と費用
定期点検の重要性
アスファルト防水押さえコンクリートの寿命を延ばすためには、定期的な点検が不可欠です。
点検では、防水層や押さえコンクリートの表面にひび割れや剥がれ、浮きなどがないか、また、水たまりや漏水がないかなどを確認します。
特に、押さえコンクリート仕上げの場合は、表面からは劣化状況が分かりにくいため、定期的な点検による早期発見が重要です。
専門業者による点検を数年に一度行うことをお勧めします。
効果的なメンテナンス方法
軽微なひび割れや剥がれなどは、シーリング材による補修で対応できます。
しかし、広範囲にわたる劣化や雨漏りが発生している場合は、全面的な改修工事が必要となります。
改修工事には、撤去工法、かぶせ工法、機械的固定工法などがあります。
撤去工法は、既存の防水層を完全に撤去し、新しく施工する方法で、最も費用と時間がかかりますが、最も効果的です。
かぶせ工法は、既存の防水層の上に新しい防水層をかぶせる方法で、費用と工期を抑えることができます。
機械的固定工法は、既存の防水層に穴を開けて新しい防水層を固定する方法で、既存の状態が悪い場合に適しています。
改修工事の種類と費用
改修工事の費用は、工事の種類や規模、使用する材料などによって大きく異なります。
撤去工法は、最も費用が高く、かぶせ工法や機械的固定工法は、費用を抑えることができます。
具体的な費用については、専門業者に相談して見積もりを取る必要があります。
見積もりを取る際には、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
また、工事期間についても、業者に確認しておきましょう。
まとめ
アスファルト防水押さえコンクリートは、建物を雨漏りから守る上で重要な役割を果たしますが、適切なメンテナンスと改修が不可欠です。
耐用年数や劣化症状を理解し、定期的な点検を通じて早期に問題を発見することで、高額な改修費用や建物の損傷を防ぐことができます。
専門業者による点検・診断を積極的に活用し、建物の安全と資産価値を守りましょう。
雨漏りの発生は、建物の構造的な問題に発展する可能性があるため、早期発見と適切な対応が非常に重要です。
改修工事の種類も複数あり、建物の状況や予算に合わせて最適な方法を選択することが大切です。
定期的なメンテナンスと適切な改修によって、建物の長寿命化を実現しましょう。
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