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HOME > 現場ブログ > 建物の部位解説、その③!!

建物の部位解説、その③!!

2025.12.25 (Thu) 更新

本日も建物の部位に注目して名称解説していきます!!

 

①屋根(やね)

屋根(やね)」とは、建物の最上部に設置される構造物で、雨・風・雪・日射などの自然環境から建物内部を保護するための部位です。居住性・耐久性・意匠性に大きく関わる非常に重要な建築要素です。


目次

🏠 屋根の役割

役割 内容
防水・防雪 雨や雪から建物を守る
🌬 耐風・耐候性 台風や風圧に耐える構造が必要
🌞 遮熱・断熱・保温 室内環境を快適に保つ
🏡 意匠性(デザイン) 建物全体の印象を大きく左右する
🧱 構造保護 屋根がなければ、外壁や構造部材は劣化が早まる

🧱 屋根の主な種類(形状)

屋根の形状 特徴
切妻屋根(きりづま) 最も一般的な三角屋根。雨水が流れやすい
寄棟屋根(よせむね) 4方向に傾斜を持つ安定感のある屋根
片流れ屋根(かたながれ) 一方向に傾斜。現代的なデザインに多い
陸屋根(ろくやね) フラットな屋根。屋上やバルコニーにもなる
方形屋根(ほうぎょう) 正方形建物の4方向が一点に集まる屋根
入母屋屋根(いりもや) 和風建築に多い重厚な屋根構造

🏗️ 屋根材の種類と特徴

屋根材 特徴 耐用年数(目安)
瓦(和瓦・洋瓦) 高耐久・断熱性◎・重い 30~50年
スレート(カラーベスト) 軽量・安価・定番だが劣化早め 15~25年
金属(ガルバリウム鋼板など) 軽量・耐久・遮熱塗装との相性◎ 20~40年
アスファルトシングル 軽く柔らかく施工性◎・やや風に弱い 15~25年
トタン屋根 古い建物に多く、錆びやすい 10~20年
天然素材(杉板、銅板など) 意匠性高いがメンテが難しい 20~50年(素材による)

🛠 屋根に関連する部位(パーツ)

名称 説明
棟(むね) 屋根の最上部。左右の屋根が交わるライン
軒(のき) 屋根が外壁より張り出している部分
破風(はふ) 屋根の端を覆う板。防風・防火・装飾性あり
谷(たに) 屋根が合わさる凹部。雨水が集中する重要箇所
鼻隠し 軒先の垂木を隠すための横板。美観と保護
屋根裏(小屋裏) 屋根と天井の間の空間。断熱・通気の要
水切り板金 屋根端部や壁際で雨水を外へ流すための板金部材

⚠️ 屋根のトラブルと注意点

トラブル内容 主な原因
雨漏り 板金の浮き・瓦のズレ・シーリング劣化など
劣化・色あせ 紫外線や酸性雨による塗膜の劣化
サビ 金属系屋根材の表面処理不良や塗膜剥がれ
台風被害 瓦の飛散、棟板金の剥がれ、アンテナ転倒など

🧽 屋根のメンテナンス

項目 内容
点検頻度 少なくとも5年に1回、大雨・台風後にも
塗装メンテ スレート・金属屋根などは10〜15年ごとに塗装が理想
部分補修 棟板金や水切り、瓦の差し替えなど
葺き替え 劣化が進んでいる場合は全面葺き替え(30年〜)を検討

✅ まとめ

項目 内容
定義 建物を外部環境から守る最上部の構造体
主な形状 切妻、寄棟、片流れ、陸屋根など
主な屋根材 瓦、スレート、金属、シングルなど
機能 防水・断熱・耐風・意匠性・構造保護
メンテナンス 定期点検・塗装・補修・葺き替えが重要

 

②棟(むね)

屋根(やね)」とは、建物の最上部に設置される構造物で、雨・風・雪・日射などの自然環境から建物内部を保護するための部位です。居住性・耐久性・意匠性に大きく関わる非常に重要な建築要素です。


🏠 屋根の役割

役割 内容
防水・防雪 雨や雪から建物を守る
🌬 耐風・耐候性 台風や風圧に耐える構造が必要
🌞 遮熱・断熱・保温 室内環境を快適に保つ
🏡 意匠性(デザイン) 建物全体の印象を大きく左右する
🧱 構造保護 屋根がなければ、外壁や構造部材は劣化が早まる

🧱 屋根の主な種類(形状)

屋根の形状 特徴
切妻屋根(きりづま) 最も一般的な三角屋根。雨水が流れやすい
寄棟屋根(よせむね) 4方向に傾斜を持つ安定感のある屋根
片流れ屋根(かたながれ) 一方向に傾斜。現代的なデザインに多い
陸屋根(ろくやね) フラットな屋根。屋上やバルコニーにもなる
方形屋根(ほうぎょう) 正方形建物の4方向が一点に集まる屋根
入母屋屋根(いりもや) 和風建築に多い重厚な屋根構造

🏗️ 屋根材の種類と特徴

屋根材 特徴 耐用年数(目安)
瓦(和瓦・洋瓦) 高耐久・断熱性◎・重い 30~50年
スレート(カラーベスト) 軽量・安価・定番だが劣化早め 15~25年
金属(ガルバリウム鋼板など) 軽量・耐久・遮熱塗装との相性◎ 20~40年
アスファルトシングル 軽く柔らかく施工性◎・やや風に弱い 15~25年
トタン屋根 古い建物に多く、錆びやすい 10~20年
天然素材(杉板、銅板など) 意匠性高いがメンテが難しい 20~50年(素材による)

🛠 屋根に関連する部位(パーツ)

名称 説明
棟(むね) 屋根の最上部。左右の屋根が交わるライン
軒(のき) 屋根が外壁より張り出している部分
破風(はふ) 屋根の端を覆う板。防風・防火・装飾性あり
谷(たに) 屋根が合わさる凹部。雨水が集中する重要箇所
鼻隠し 軒先の垂木を隠すための横板。美観と保護
屋根裏(小屋裏) 屋根と天井の間の空間。断熱・通気の要
水切り板金 屋根端部や壁際で雨水を外へ流すための板金部材

⚠️ 屋根のトラブルと注意点

トラブル内容 主な原因
雨漏り 板金の浮き・瓦のズレ・シーリング劣化など
劣化・色あせ 紫外線や酸性雨による塗膜の劣化
サビ 金属系屋根材の表面処理不良や塗膜剥がれ
台風被害 瓦の飛散、棟板金の剥がれ、アンテナ転倒など

🧽 屋根のメンテナンス

項目 内容
点検頻度 少なくとも5年に1回、大雨・台風後にも
塗装メンテ スレート・金属屋根などは10〜15年ごとに塗装が理想
部分補修 棟板金や水切り、瓦の差し替えなど
葺き替え 劣化が進んでいる場合は全面葺き替え(30年〜)を検討

✅ まとめ

項目 内容
定義 建物を外部環境から守る最上部の構造体
主な形状 切妻、寄棟、片流れ、陸屋根など
主な屋根材 瓦、スレート、金属、シングルなど
機能 防水・断熱・耐風・意匠性・構造保護
メンテナンス 定期点検・塗装・補修・葺き替えが重要

 

③熨斗(のし)

熨斗(のし)」とは、屋根の「棟(むね)」や「水切り」部分に使われる平たい板状の部材を指す言葉であり、特に瓦屋根の棟を構成する「熨斗瓦(のしかわら)」として使われることが多いです。

建築用語としての「熨斗」は、祝儀の「のし紙」に付けられる飾りとは別の意味で、「平たく積む」「重ねて段差を出すといった建築的な形状や施工方法に由来しています。


🧱 建築における「熨斗」の意味

用語 説明
熨斗瓦(のしかわら) 棟の装飾や防水のために水平に積み重ねて使用される平瓦状の瓦
熨斗水切り(のしみずきり) 熨斗瓦のように段差をつけた形状の水切り板金。意匠性と機能性を兼ねる

🧱 熨斗瓦(のしかわら)とは

📌 定義:

棟瓦(屋根の棟部分)を構成するために、横に平らな形をしていて、段々に積み重ねて使う瓦のこと。
主に日本瓦(和瓦)の棟部に用いられ、装飾性と防水性を両立する伝統的な建材です。

🧱 使用場所:

  • 大棟(屋根の最上部)

  • 隅棟・下り棟

  • 入母屋屋根の装飾部

🔧 構成例(棟部):

冠瓦(かんむりがわら)
─── 漆喰(しっくい)
─── 熨斗瓦(複数枚を積む)
─── 棟土(粘土)+台土
─── 棟芯(木材や鉄筋)

🎨 機能と役割:

機能 説明
防水 棟からの雨水の侵入を防ぐ
通気調整 昔の施工では棟内部に空気がこもらないよう考慮されている
意匠性(装飾) 熨斗瓦を複数段重ねることで格式の高さや重厚感を演出
耐久性補強 棟部分を瓦で重ねて守る構造

🛠 熨斗瓦の施工パターン例

積み方 特徴
1段熨斗 軽量・シンプル。現代住宅に多い
2段熨斗 標準的な和風意匠。防水・意匠のバランス良好
3段熨斗以上 寺社仏閣や格式の高い住宅に。重厚で豪華な印象

🧾 熨斗水切りとの関連

  • 熨斗水切りは、熨斗瓦に似た段差構造の板金部材で、特に和風住宅の外壁と基礎の間などに使用されます。

  • 「熨斗」という言葉が共通するのは、“重ねて段差をつける形状”が共通しているからです。


⚠️ 熨斗瓦に関する注意点

注意点 内容
漆喰の劣化 熨斗瓦の下の漆喰が割れると雨水が浸入する
地震・台風に弱い 積み方によっては棟全体が崩れやすい
重量がかかる 屋根が重くなるため、耐震設計に配慮が必要
再施工・葺き直し時のコスト 熨斗瓦の積み直しは技術と時間が必要

✅ まとめ

項目 内容
建築における「熨斗」 平らで段差をつけて重ねる瓦や板金の形状を指す
熨斗瓦 棟部に用いられる重ね式の平瓦で、装飾と防水を兼ねる
熨斗水切り 熨斗瓦のように段差のついた水切り板金。外壁下端に使用される
意匠性 和風建築において重厚で格式のある仕上げを演出
関連トラブル 漆喰の劣化・地震被害・施工不良による雨漏りリスク

 

④谷(たに)

谷(たに)」とは、屋根の構造において2つの屋根面が斜めに交差してできる“内側にくぼんだ部分(谷部)”を指します。
この部分は雨水が集中して流れ落ちるため、特に雨仕舞(あまじまい=防水処理)において非常に重要なポイント
です。


🏠 屋根における「谷」の基本情報

項目 内容
読み方 たに(谷)
英語表記 Valley(valley gutter)
設置場所 屋根と屋根の内側が接する折れ目部分(谷折れ部)
主な機能 雨水の集中排水・屋根材の継ぎ目の防水補助

📐 谷の具体的な構造と位置

谷は、次のような屋根の形状で発生します:

屋根形状 谷ができる箇所
寄棟屋根 下屋との接続部など
入母屋屋根 下り棟と接する谷部
L字型の建物の屋根 L字の内角部に谷ができる
複雑な切妻屋根 増築部との間などで谷が発生することも

🔧 谷の構成部材

名称 説明
谷板金(たにばんきん) 谷部分に敷設する金属板。雨水を受け止めて排水させる
下地材(合板・防水シート) 板金の下に敷く防水・支持材
シーリング材 板金の継ぎ目・端部を防水処理する材料
雨樋(とい) 谷板金で集めた雨水を適切に排水する装置に接続される

🛠 使用される谷板金の素材

素材 特徴
ガルバリウム鋼板 錆びにくく耐久性が高く、現在主流
銅板 高級和風建築に用いられる。経年で緑青(ろくしょう)が出る
ステンレス 高耐久だが高価。酸性雨に強い
トタン(亜鉛メッキ鋼板) 古い住宅に多いが、耐久性がやや低い

💧 谷部分の重要性とリスク

谷は雨水が集中して流れる構造上、トラブルの多発箇所でもあります。

🛑 よくあるトラブルと原因

トラブル内容 原因
雨漏り 谷板金の穴あき、劣化、シーリング切れ
腐食・サビ 金属板の表面処理劣化、落ち葉やゴミの堆積
詰まり 落ち葉・鳥の巣などによる排水不良
施工不良 谷板金の継ぎ目の重ね代不足、コーキング不十分

🔍 点検・メンテナンスのポイント

項目 内容
年1回以上の目視点検 ゴミ・落ち葉の詰まりやサビを確認
雨漏りの早期発見 天井のシミ、軒天の染みなどに注意
谷板金の耐用年数 約15〜30年。劣化時は早めの交換を検討
塗装工事の際 谷板金の浮き・釘抜け・シーリング劣化も確認すべき

✅ まとめ

項目 内容
定義 屋根面同士が内側で接して雨水が集中する部分
役割 雨水の排水・防水処理の要
構成部材 谷板金、下地材、防水シート、雨樋など
トラブルリスク 雨漏り・腐食・詰まりが特に起きやすい
メンテナンス 点検・清掃・交換などを定期的に行う必要あり

 

⓹漆喰(しっくい)

漆喰(しっくい)」とは、主に消石灰(しょうせっかい)を主成分とした、日本の伝統的な塗り壁材・接着材で、調湿性・防火性・抗菌性に優れた天然素材です。屋根や壁の仕上げ材として古くから用いられ、現代でも和風建築・左官工事・屋根の棟仕上げなどに広く使われています。


🧱 漆喰とは?(基本情報)

項目 内容
読み方 しっくい(漆喰)
主成分 消石灰(Ca(OH)₂)+のり(海藻糊など)+すさ(わらすさ等)
用途 壁仕上げ、屋根棟瓦の固定、防水補助、意匠仕上げなど
性質 調湿、防火、防カビ、吸音、耐久、抗菌に優れる

🏠 漆喰の主な使用場所

1. 屋根(棟瓦周り)

  • 棟瓦や熨斗瓦を固定・封じるために漆喰が使われます。

  • 屋根用漆喰は「屋根漆喰」とも呼ばれ、防水と固定の両方の役割。

2. 内壁・外壁

  • 伝統的な土壁の仕上げ材として(京町家・蔵などに多い)。

  • 近年は「健康素材」としてモダン住宅にも採用されている。

3. 蔵や寺社の外壁

  • 火災に強く、湿気を調整する機能により、貯蔵品の保存性が高まる


🌿 漆喰の特徴(メリット)

特徴 説明
☁ 調湿性 湿気を吸収・放出して結露を抑える
🔥 防火性 無機質なので燃えない
🦠 抗菌・防カビ性 pHが高くカビが生えにくい(アルカリ性)
👃 脱臭性 室内のニオイを吸収する効果がある
🎨 意匠性 柄・模様を左官職人の技で美しく仕上げられる

⚠️ 漆喰のデメリット・注意点

デメリット 内容
🧱 割れやすい 地震や振動でクラック(ひび割れ)が入ることがある
💧 雨に弱い 完全乾燥前に雨が当たると白華や剥離の原因に
🎨 経年変化 色あせ・汚れ・劣化によりメンテナンスが必要
👷 施工技術 左官職人の技術が仕上がりを大きく左右する

🛠 漆喰と屋根補修の関係

📌 棟瓦と漆喰

  • 熨斗瓦の下や冠瓦との接合部に漆喰が詰められる。

  • 劣化すると【剥がれ・崩れ・雨漏り】の原因となる。

  • 「漆喰詰め直し工事」は10〜15年を目安に必要。

📌 よくある症状と対策

症状 原因 対応
漆喰の剥がれ 経年劣化・風雨・地震 漆喰の「詰め直し」工事
ひび割れ 下地の動き・乾燥不良 クラック補修 or 全面補修
漆喰の白華(エフロ) アルカリ成分と水分が反応 水洗いまたは酸洗浄(状況により)

🔧 種類と製品バリエーション

種類 用途・特徴
本漆喰(伝統配合) 消石灰+のり+すさ。蔵・町家など本格建築に
屋根用漆喰 耐水性・耐候性を高めた配合。コーキングとの併用も多い
既調合漆喰 水を加えるだけで使えるDIY用漆喰。施工性◎
樹脂配合漆喰(高性能系) 割れにくく、密着性が高い。現代建築にも使いやすい

✅ まとめ

項目 内容
定義 消石灰を主成分とした伝統的な塗り壁・接着材
主な用途 屋根棟の仕上げ、内外壁の意匠仕上げ
特徴 調湿・防火・抗菌・意匠性に優れる
注意点 ひび割れ・剥がれのリスクあり。定期メンテ推奨
メンテナンス周期 屋根漆喰:10〜15年ごとに点検・詰め直し

 

⑥瓦棒(かわらぼう)

瓦棒(かわらぼう)」とは、金属屋根の施工方法の一種で、特に「瓦棒葺き(かわらぼうぶき)」と呼ばれる工法に用いられる屋根材と支持構造(下地)の部材名を指します。
また、「瓦棒屋根」とは、棒状の立ち上がり部分が縦方向に等間隔で並ぶ特徴的な形状の屋根のことです。


🏠 瓦棒とは?

項目 内容
読み方 かわらぼう(瓦棒)
定義 金属屋根材を固定するための下地木材(棒状の桟)またはその工法全体
工法名 瓦棒葺き(かわらぼうぶき)
主な使用材 トタン、ガルバリウム鋼板、カラー鉄板 など

🔧 瓦棒屋根の構造

瓦棒葺き屋根は、以下のような構成でできています:

主な部材構成:
部材名 説明
葺き板(ふきいた) 平らな金属板。屋根面を形成する主材
瓦棒(かわらぼう) 屋根材のつなぎ目を覆う縦方向の山状部材。木材や金属製の芯がある
押え板金(おさえばんきん) 瓦棒の上部をカバーして雨水の侵入を防ぐ
下地材(野地板・防水シート) 屋根の基盤になる構造材と防水層

📸 見た目の特徴

  • 屋根表面に縦方向に等間隔で立ち上がった細長い「山(棒)」が並んでいる

  • 金属屋根材であっても、見た目にリズム感や陰影が出る

  • 「トタン屋根」として古い住宅や倉庫、アパートなどで多く採用されていた工法


🧰 瓦棒葺きのメリット・デメリット

メリット 内容
💧 防水性 瓦棒で継ぎ目を覆うため、雨仕舞に優れる
🔧 修理がしやすい 一部だけの張替えが可能
💡 軽量 瓦などに比べて屋根重量が非常に軽い
💰 比較的安価 シンプルな構造で施工性も良い

デメリット 内容
🔩 サビやすい 古いトタン製は錆び・穴あきが起きやすい
🌬 強風に弱い 瓦棒が浮いたり、飛ばされたりすることもある
☀ 断熱性が低い 金属屋根なので直射日光で屋根裏が高温
🎨 意匠性 現代の建築においてはやや「古くさい」印象も

🏠 現在の主流:立平葺き(たてひらぶき)との違い

比較項目 瓦棒葺き 立平葺き(たてひら)
棒状の立ち上がり あり(山形) なし/フラット寄り
美観 昭和レトロ・実用的 スタイリッシュ・モダン
防水性 良好(棒で押え) 板同士をハゼ折りで接合
メンテ性 一部交換が容易 一体化していて交換は大きくなりがち

🛠 よくあるメンテナンストラブル

トラブル 原因・対応
瓦棒の浮き・めくれ 経年劣化・強風 → 再固定・葺き替え
サビ・穴あき 表面塗膜の劣化 → サビ止め塗装・張替え
雨漏り 接合部の破損・防水不良 → 部分補修 or カバー工法

✅ まとめ

項目 内容
定義 金属屋根材を縦方向に桟(棒)で押えて葺く工法。またはその部材
特徴 雨仕舞に優れ、軽量かつ施工しやすい
主な用途 住宅、倉庫、工場、アパート、古民家など
メンテナンス周期 塗装:10〜15年ごと/葺き替え:20〜30年ごと
代替工法 立平葺き・縦葺き金属屋根など

 

⑦和瓦(わがわら)

和瓦(わがわら)」とは、日本の伝統的な屋根材である瓦の一種で、波型の形状(S字型)をした陶器製・粘土製の瓦です。
古くは寺社仏閣や日本家屋に広く使用されてきたもので、重厚感と耐久性、そして美しい意匠性が特徴です。


🏠 和瓦とは?

項目 内容
読み方 わがわら(和瓦)
分類 粘土瓦(陶器瓦)に属する伝統的な瓦
形状 波状(S字型)の立体的な形。主に「丸」と「平」で構成
主な用途 日本家屋・古民家・寺院・和風住宅の屋根仕上げ材
英語表記 Japanese roof tile, Clay tile など

🧱 和瓦の構造と名称

和瓦の屋根は、「丸瓦(まるがわら)」と「平瓦(ひらがわら)」の組み合わせによって構成されます。

部材名 説明
丸瓦(冠瓦) 丸い筒状の瓦で、水返しや継ぎ目のカバーに使われる
平瓦 広い面を覆う基本的な瓦。波形で重ねて施工される
棟瓦・熨斗瓦 棟(屋根の頂点)に使われる装飾兼用の瓦
袖瓦(そでがわら) 屋根の端部に使われる仕上げ用瓦
軒瓦(のきがわら) 軒先を飾る、装飾性の高い瓦

🌿 和瓦の特徴とメリット

特徴 内容
耐久性が非常に高い 適切な施工で50年以上持つことも
断熱・遮音性能に優れる 瓦自体に厚みがあり、熱や音を和らげる
防水性が高い 瓦同士の重なりと勾配で雨をしっかり流す
🔥 不燃材で火に強い 粘土を焼いているため、火災時にも強い
🎨 美しい和風デザイン 外観に重厚感・格式・風格が出る

⚠ 和瓦のデメリット・注意点

デメリット 内容
重い 屋根材の中でも非常に重量がある(1坪あたり150〜200kg)
🧱 地震に注意 耐震性確保のため、補強施工や金具留めが必要
💸 施工費用が高め 材料費+熟練職人による施工でコストが高い傾向
🛠 施工できる職人が減少中 瓦葺きの技術を持つ職人の高齢化が進む

🔧 和瓦の施工と構造イメージ

和瓦の施工では、次のような構造になります:

上から順に:
● 棟瓦(冠瓦・熨斗瓦)
● 平瓦(波型の基本瓦)
● 下葺き材(ルーフィング)
● 野地板(下地合板)
● 垂木・構造材(屋根骨組み)

現代では、地震対策のために「防災瓦(ロック式でズレない瓦)」や「引っ掛け桟瓦工法」が主流になりつつあります。


🆚 和瓦 vs 洋瓦・スレートとの違い

比較項目 和瓦 洋瓦 スレート屋根
素材 粘土(陶器) 粘土・セメントなど セメント+繊維素材
重量 重い やや重い 非常に軽い
外観 和風・重厚感 南欧風・曲線美 モダン・シンプル
耐久性 ◎(50年以上) △(20〜30年)
メンテナンス △(漆喰など必要) ○(塗装で済む)

🛠 和瓦屋根のメンテナンス

メンテ内容 目安時期 備考
漆喰の詰め直し 約10〜15年 棟瓦の固定強化
瓦のズレ・割れ点検 台風後、年1回 屋根全体のズレを確認
雨漏り点検 不定期 谷板金・下葺き材の劣化に注意
葺き替え 30〜50年が目安 下地や防水層の劣化に応じて検討

✅ まとめ

項目 内容
定義 日本の伝統的なS字型の粘土瓦
主な用途 和風住宅、古民家、寺社、町家など
特徴 高耐久・重厚感・防火性・断熱性に優れる
デメリット 重量・コスト・地震対応の工夫が必要
メンテナンス 漆喰補修・瓦のズレ点検・防水処理確認など

 

⑧洋瓦(ようがわら)

洋瓦(ようがわら)」とは、スペインやフランス、イタリアなどの西洋建築にルーツを持つ屋根瓦で、日本の和瓦とは異なる曲線的・立体的で装飾性の高い形状をしています。南欧風・地中海風・リゾート風の外観デザインに多く使われ、洋風住宅や輸入住宅、分譲住宅などで広く採用されています。


🏠 洋瓦とは?

項目 内容
読み方 ようがわら(洋瓦)
英語表記 Spanish tile, French tile, Roman tile など
主な素材 粘土(陶器瓦)、セメント、コンクリート
主な用途 洋風住宅・南欧風住宅・リゾート建築の屋根材
特徴 丸みのある波形で重厚感があり、華やかな外観を演出

🧱 洋瓦の主な種類

種類 特徴 別名
スパニッシュ瓦 丸型の山と谷が交互に連続する形状 S瓦、スペイン瓦
フレンチ瓦 谷が深く、排水性に優れるデザイン フレンチS瓦など
モニエル瓦 セメント製で立体感と重量感がある コンクリート瓦
平板瓦(洋風タイプ) フラットで直線的なモダンデザイン シンプルモダン住宅向け

🎨 和瓦との違い

比較項目 洋瓦 和瓦
外観 曲線的で立体的 波形で重厚感のある伝統的デザイン
カラー展開 多彩(テラコッタ、ブラウン、オレンジなど) 主にグレー・黒など
建築様式 洋風住宅・南欧風 和風住宅・古民家・寺社
印象 明るく華やか、南国風 落ち着いた格式・重厚感
歴史 西洋建築に由来 日本の伝統建築に由来

🧰 洋瓦のメリット

メリット 内容
🌞 遮熱性・断熱性が高い 瓦の厚みと空気層が夏の熱気を遮断
耐候性・防水性が高い 瓦同士が重なり、雨仕舞(あまじまい)が優秀
🔥 不燃材で火災に強い セメント瓦・陶器瓦は燃えない素材で安心
🎨 デザイン性が高い 南欧風・リゾート風・洋風モダン住宅にぴったり
🧱 重厚感がある 家のグレードを高く見せる効果も

⚠ 洋瓦のデメリット・注意点

デメリット 内容
重い 屋根材の中でも重量が大きく耐震設計が必要
💸 施工費が高め 材料費+職人技術でコストがやや高い傾向
🧹 コケ・汚れが付きやすい 凹凸が多く、北面などで苔が育ちやすい
🛠 割れやすい 強風や飛来物で割れることがある(特にセメント瓦)
👷 施工対応できる職人が限られる 特殊な瓦形状に熟練技術が必要な場合あり

🏗 洋瓦の構造(施工断面イメージ)

上から順に:

● 棟瓦(冠瓦)またはカバー瓦
● 洋瓦本体(波形)
● 下葺き材(防水シート)
● 野地板(合板など)
● 垂木・屋根下地構造

多くの場合、引っかけ桟工法ビス止め工法が用いられ、台風対策・地震対策としての緊結施工が重要です。


🛠 洋瓦のメンテナンスと耐久性

項目 内容
寿命(耐用年数) 陶器瓦:50年以上/セメント瓦:30〜40年
主なメンテ項目 瓦のズレ・割れ・苔除去・漆喰補修・棟部点検
点検頻度 5〜10年に1回、または台風・大雨後
メンテ手法 一部交換、漆喰詰め直し、全面葺き替えなど

✅ まとめ

項目 内容
定義 西洋風デザインの曲線的な屋根瓦。南欧風住宅に多用
主な素材 粘土(陶器瓦)、セメント、コンクリート
特徴 遮熱性・防水性に優れ、重厚でデザイン性が高い
注意点 重量、施工技術、割れやすさ、コケ発生に注意
メンテナンス 10年ごとに点検。葺き替えは30〜50年が目安

 

⑨セメント瓦(せめんとがわら)

セメント瓦」とは、セメントと砂を主原料として型に流し込んで成形した屋根材で、特に昭和〜平成初期の日本の住宅で非常に多く使われた屋根瓦です。
モニエル瓦」という商品名でも知られ、洋風瓦のような見た目を持ちながら、価格と施工性に優れていたため、かつて大量に普及しました。


🏠 セメント瓦とは?

項目 内容
読み方 せめんとがわら(セメント瓦)
英語表記 Cement tile / Concrete tile
材質 セメント(ポルトランドセメント)+砂(骨材)+水で成形
見た目 洋瓦(スパニッシュ瓦)に似た波形が多いが、平板型もあり
施工方法 引っかけ桟工法・ビス留めなどが一般的

🧱 セメント瓦の特徴(メリット)

特徴 内容
💸 コストが安い 陶器瓦より製造コスト・材料費が安価
🎨 多彩なデザイン 表面塗装により色や質感のバリエーションが豊富(テラコッタ風・石調など)
🧱 重量感がある 外観に重厚感があり、高級感がある見た目に仕上がる
🔥 不燃材で安心 セメント素材のため火に強い(国土交通省の不燃認定あり)

⚠️ セメント瓦のデメリット・注意点

デメリット 内容
🎨 塗膜の劣化が早い 陶器瓦と違い、表面塗装に頼っているため色あせ・剥がれが早い(10年〜)
💧 吸水性がある セメント自体に吸水性があり、凍害・カビ・コケの発生リスクがある
🧱 重い 屋根材として重く、耐震性には配慮が必要(瓦屋根共通)
割れやすい 陶器瓦よりも衝撃に弱く、割れやすい傾向がある
👷‍♂️ 現在は廃番製品も多い 多くのメーカーが製造中止しており、部分補修用の在庫が入手困難なことも

🔍 セメント瓦 vs 陶器瓦(和瓦・洋瓦)比較

比較項目 セメント瓦 陶器瓦(和・洋)
素材 セメント+砂 粘土を高温焼成
色あせ 表面塗装が劣化しやすい 焼き物なので色持ち◎
吸水性 吸水しやすい 吸水しにくい(釉薬がある)
寿命 30〜40年 50年以上
メンテナンス 10〜15年ごとに再塗装推奨 ほぼ不要(漆喰や棟瓦の補修程度)

🛠 セメント瓦のメンテナンス

項目 内容
🔎 点検タイミング 5〜10年に1回。塗膜の劣化・コケの発生・割れを確認
🎨 再塗装の目安 約10〜15年ごと。遮熱塗料・防カビ塗料が推奨されることも
🧱 割れの補修 差し替え or シーリングでの仮補修。ただし在庫がない場合がある
🔁 葺き替え時期 30〜40年が目安(下地材の劣化・雨漏りの兆候がある場合)

❌ よくある劣化症状

劣化状態 原因・対策
色あせ・チョーキング 紫外線・雨風による塗膜劣化 → 再塗装が必要
コケ・藻の付着 北面や湿気の多い立地 → バイオ洗浄+塗装
割れ・欠け 落下物や経年劣化 → 部分交換 or カバー工法
雨漏り 下葺き材の劣化 → 葺き替え検討

✅ まとめ

項目 内容
定義 セメントと砂で作られた成形屋根材。昭和〜平成期に普及
特徴 デザイン豊富・コスト安・重厚感あり・不燃性
注意点 塗膜劣化が早い・吸水性あり・重量がある
メンテナンス 10〜15年ごとに塗装、30〜40年で葺き替え目安
現在の傾向 製造終了品も多く、カバー工法や金属屋根への変更も検討対象

 

⑩スレート(すれーと)

スレート」とは、屋根材として使用される薄くて平らな板状の建材のことで、現在の日本住宅では特に「化粧スレート(けしょうスレート)」と呼ばれるセメント系スレートが主流となっています。


🏠 スレートとは?

項目 内容
読み方 スレート(slate)
種類 天然スレート / 化粧スレート(人工スレート)
主な用途 屋根材(戸建住宅・アパート・工場・倉庫など)
主成分(人工) セメント+繊維(パルプ・有機繊維など)
別名 カラーベスト、コロニアル(商品名由来)

🧱 スレートの種類と違い

種類 特徴 備考
天然スレート 天然の粘板岩を割って加工。高級感・超耐久 ヨーロッパの寺院や教会屋根で多用される。高価
化粧スレート(人工スレート) セメントと繊維で製造。安価・軽量で住宅向き 現代日本の住宅で主流。商品名:カラーベスト など

🧰 スレート屋根のメリット

メリット 内容
軽量で建物への負担が少ない 和瓦の1/2以下の重さで、耐震性アップ
💸 コストが比較的安価 材料費・施工費ともにリーズナブル
🎨 デザインが豊富 フラット〜ウェーブ調、色も黒・グレー・茶など多彩
🏠 現代住宅に多く使われている 新築・リフォーム・分譲住宅などで実績豊富

⚠ スレート屋根のデメリット・注意点

デメリット 内容
耐久性がやや短い 約20〜30年。定期的な塗装メンテナンスが必須
表面塗膜が劣化しやすい 紫外線・酸性雨に弱く、色あせ・チョーキングが出やすい
💧 割れ・反りが起きやすい 材質が薄く、落下物や経年劣化に弱い
🛑 アスベスト含有の製品がある 2004年以前の製品に注意。撤去には特別管理が必要

🔎 スレート屋根の構造

上から順に:

● スレート材(表面塗装あり)
● ルーフィング(防水シート)
● 野地板(構造合板)
● 垂木・屋根下地

※スレート材は「釘留め」+「重なり構造」で雨水を下に流す仕組み。


🎨 スレート屋根のメンテナンス

項目 内容
🧽 塗装の周期 10〜15年ごと。遮熱塗料やフッ素塗料などが人気
🔨 割れ・ヒビの補修 コーキング or 差し替え(ただし、同一製品の入手困難あり)
🧱 棟板金の点検 棟板金の浮き・釘抜け → 雨漏りの原因になりやすい
🛠 カバー工法の検討 葺き替えの代替として、金属屋根材(ガルバリウム)で覆う方法が主流

🛑 アスベスト含有スレートについて

項目 内容
使用時期 2004年以前のスレートにアスベストが使用されている可能性あり
注意点 解体・廃棄には「特別管理産業廃棄物」として処理が必要
対策 調査・分析で判別可能。不明な場合は専門業者へ依頼を推奨

✅ まとめ

項目 内容
定義 セメント系の板状屋根材。現代住宅における定番屋根材
主な種類 天然スレート(高級)/化粧スレート(主流)
特徴 軽量・安価・施工性良好・デザイン豊富
デメリット 塗膜劣化・割れやすさ・アスベスト含有の懸念
メンテナンス 10年ごとに塗装、20〜30年で葺き替え or カバー工法検討

 

⑪カラーベスト(からーべすと)

カラーベスト」とは、スレート屋根材の一種で、化粧スレート(人工スレート)の代表的な商品名(ブランド名)です。
特に株式会社ケイミュー(KMEW)社の登録商標
であり、日本全国の住宅において非常に多く使用されている屋根材です。


🏠 カラーベストとは?

項目 内容
読み方 カラーベスト(Color Best)
種類 化粧スレート(セメント系屋根材)
由来 KMEW社(旧:クボタ松下電工外装)の商品名
形状 薄型で板状、長方形の屋根材(厚さ4.5〜6mm程度)
用途 木造戸建て住宅・アパートなどの屋根材として広く採用

🧱 カラーベストの主な特徴

特徴 内容
軽量で建物への負担が少ない 和瓦の約1/2の重量。耐震性アップにつながる
🎨 デザイン・カラーが豊富 スレート調・石目調・モダン・シャープな意匠など多彩
💧 防水・防火性能が高い 防水処理+不燃材で雨・火災にも強い(国交省の不燃認定品)
💸 コストパフォーマンスが高い 瓦より安価で、施工性も良くリフォームでも多用される

📦 カラーベストの代表製品(KMEW)

製品名 特徴
コロニアルグラッサ 退色しにくいグラッサコート仕上げ。耐候性◎
コロニアルクァッド ベーシックな人気製品。コスパ重視
遮熱グラッサシリーズ 夏の暑さを和らげる遮熱効果つき
コロニアル遮熱フッ素 高耐久フッ素仕上げ。メンテナンス周期が長い

⚠ カラーベストの注意点・デメリット

デメリット 内容
🧽 塗装メンテナンスが必要 塗膜が劣化するため、10~15年ごとに塗り替えが必要
🧱 割れ・ヒビに注意 落下物や経年で割れることがある(薄くて硬いため)
💧 古い製品にアスベスト含有の可能性 2004年以前の製品には石綿(アスベスト)含有の可能性あり
🧰 補修用製品が廃番になっている場合も 古いモデルの一部は既に生産終了 → カバー工法や葺き替えが必要

🛠 メンテナンスと寿命

項目 内容
塗装の目安 10〜15年ごとに再塗装(遮熱・シリコン・フッ素など)
寿命(耐用年数) 約25〜30年(※下地状況により変動)
割れ補修 コーキング or 同型交換(ただし現行品の入手性に注意)
葺き替え目安 25年以降、劣化が激しい場合はガルバリウム屋根などに葺き替えが選ばれる

✅ カラーベストと他の屋根材の比較

項目 カラーベスト 和瓦 金属屋根(ガルバ等)
重量 軽い(約20kg/㎡) 重い(約50kg/㎡) 非常に軽い(約5〜10kg/㎡)
メンテ頻度 中(10〜15年で塗装) 低(漆喰補修程度) 中〜高(15年程度で塗装推奨)
意匠性 現代的・シンプル 伝統的・重厚感 スタイリッシュ・シャープ
コスト 安価〜中程度 高い 中〜やや高い(遮熱付きは高価)

🛑 アスベスト含有の有無について

内容 詳細
使用時期 〜2004年頃までの製品にアスベスト(石綿)使用
対応方法 解体・撤去は専門業者による安全処理が必要(特別管理産業廃棄物)
確認手段 製造年・品番・メーカー名で判別/分析検査も可能

✅ まとめ

項目 内容
定義 KMEW社の化粧スレート製屋根材の商品名(人工スレート)
特徴 軽量・デザイン性・施工性・コスパに優れる
メンテナンス 10〜15年で塗装、25〜30年で葺き替え検討
注意点 アスベスト含有品の可能性/廃番製品の交換困難リスク
適応建物 戸建住宅、アパート、リフォームなど幅広く使用

 

⑫モニエル瓦(もにえるかわら)

モニエル瓦(モニエルがわら)」とは、セメントと砂を主成分として製造された、洋風デザインのコンクリート瓦の一種で、特に表面にスラリー層(着色セメント層)があるのが大きな特徴です。
正式には「乾式コンクリート瓦」と呼ばれ、1970年代〜2000年代初頭にかけて日本全国で広く使用されました。


🏠 モニエル瓦とは?

項目 内容
読み方 モニエルがわら(Monier瓦)
正式分類 乾式コンクリート瓦(セメント瓦)
製造元(旧) 株式会社モニエル(旧・クボタ系)、現在は製造終了
見た目 丸みのある洋風瓦デザイン(S形、フレンチ形)が多い
特徴 表面に「スラリー層」という特殊な塗装層を持つ(後述)

🧱 一般的なセメント瓦との違い

比較項目 モニエル瓦 一般的なセメント瓦
主成分 セメント+砂 同上
表面仕上げ スラリー層(着色セメントのコーティング)あり 樹脂塗装や顔料仕上げが多い
塗装の注意点 スラリー層の除去が必須 直接塗装しやすいものも多い
製造状況 既に日本では製造終了 一部メーカーは継続あり
重量感 比較的重い(和瓦に近い) 同等またはやや軽いものもある

🎨 スラリー層とは?

  • モニエル瓦の最大の特徴は、表面にセメント系の着色層(スラリー層)があること

  • この層は経年で粉状に劣化(チョーキング)しやすく、そのまま塗装すると密着不良や剥がれが起こる可能性が高いため、専用の下地処理が必要です。

🔧 塗装時の注意点

工程 解説
高圧洗浄 通常の洗浄では不十分。スラリー層を除去するまで洗浄が必要
下塗り 専用のスラリー強化シーラーを使用(通常のプライマーでは不可)
上塗り 遮熱塗料・シリコン・フッ素塗料など、環境や予算に応じて選択

📉 現在の流通とメンテナンス事情

項目 内容
製造状況 国内での製造は2007年頃に終了。補修用在庫もほぼ流通せず
修理対応 部分交換が難しいため、カバー工法や葺き替えが現実的
重量 和瓦並に重く、耐震補強の必要性がある場合も
寿命目安 30〜40年(下地が良好な場合)

🧰 モニエル瓦のメリット

メリット 内容
🏝️ 洋風の外観にマッチ 南欧風・リゾート風・輸入住宅などに映えるデザイン
🔥 不燃材で安心 火に強く、建築基準法上も不燃材として扱われる
🎨 重厚感のある意匠性 粘土瓦に比べて安価に高級感を演出できる

⚠ モニエル瓦のデメリット・注意点

デメリット 内容
🧱 割れやすい 経年劣化で表面が弱くなり、踏むと割れることも
🧽 苔・汚れが付きやすい 表面がザラついており、北面などでコケが顕著
🎨 塗装トラブルが多い スラリー層を落とさず塗装→数年で剥離などの施工ミス例が多い
🧰 修理困難 補修用瓦の入手がほぼ不可能。部分交換が事実上困難

🔧 葺き替え・リフォームの選択肢

方法 特徴
カバー工法(重ね張り) ガルバリウム鋼板などで覆う。既存瓦の解体不要・工期短縮
全面葺き替え 瓦を撤去して新しい屋根材に交換(スレート・金属屋根など)
塗装リフォーム スラリー層除去+専用下塗り材+塗装で仕上げる(ただし耐用年数は短め)

✅ まとめ

項目 内容
正式名称 モニエル瓦(乾式コンクリート瓦)
特徴 セメント系瓦で、スラリー層あり/洋風意匠/重厚感
使用時期 1970〜2000年代前半にかけて大量普及
メンテナンス注意点 塗装時はスラリー層の除去+専用プライマーが必要
現在の対応 製造終了/補修困難/葺き替え・カバー工法が現実的

 

⑬野地板(のじいた)

 

 

⑭ルーフィング(るーふぃんぐ)

 

 

⑮アスファルトシングル(あすふぁるとしんぐる)

 

 

⑯セキスイかわらU

 

 

⑰スーパーガルテクト(すーぱーがるてくと)

 

 

⑱コロニアル(ころにある)

 

 

⑲アーバニー(あーばにー)

 

 

⑳パミール

 

 

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