フローリングの直張り工法を解説!下地処理から施工手順まで
2025.11.10 (Mon) 更新
床材の直張り工法は、既存の床の上に直接新しい床材を施工する工法で、工期短縮やコスト削減に繋がることから、近年注目を集めています。
しかし、下地処理や接着剤の選定、施工手順を誤ると、仕上がりの品質に影響したり、最悪の場合、床材の剥がれや浮きなどのトラブルにつながる可能性があります。
今回は、直張り工法を成功させるための具体的な方法を、下地処理、接着剤の選定と使用方法、施工手順の3つのパートに分けて解説します。
目次
直張り工法の下地処理
下地の種類と適切な処理方法
直張り工法を行う前に、既存の床下地の状態をよく確認することが重要です。
下地がコンクリートの場合、ひび割れや汚れ、水分などを丁寧に除去し、必要に応じてプライマーを塗布します。
下地が合板などの木材の場合、腐朽や損傷がないかを確認し、必要に応じて補修を行います。
下地の状態によって、適切な処理方法を選択することが、仕上がりの品質を左右します。
例えば、コンクリート下地の場合、凹凸を研磨したり、吸水性を調整するプライマーを使用したりする必要があります。
また、木材下地の場合、釘の飛び出しや隙間を埋めるなどの処理が必要となる場合があります。
下地の状態に合わせた適切な処理を行うことで、接着剤の密着性を高め、床材の浮きや剥がれを防ぐことができます。
必要な工具と材料
下地処理に必要な工具と材料は、下地の種類によって異なります。
コンクリート下地の場合、サンダー、スクレーパー、バキュームクリーナー、プライマーなどが挙げられます。
一方、木材下地の場合、ハンマー、釘抜き、パテ、サンダーなどが必要となるでしょう。
また、共通して必要な材料としては、プライマー、シーラー、パテ、マスキングテープなどが考えられます。
これらの工具と材料を事前に準備することで、作業効率を上げ、安全に作業を進めることができます。
具体的な工具と材料については、使用する床材や下地の種類を考慮し、適切なものを選定することが重要です。
よくある失敗例と対策
下地処理におけるよくある失敗例としては、下地清掃の不徹底、プライマーの使用忘れや不適切な塗布、ひび割れなどの補修不足などが挙げられます。
これらの失敗は、接着剤の密着不良を引き起こし、床材の浮きや剥がれにつながる可能性があります。
対策としては、下地清掃を徹底し、プライマーを適切に塗布すること、ひび割れなどは適切な材料で確実に補修することが重要です。
また、作業前に下地状態を十分に確認し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることも有効です。
直張り工法に適した接着剤の種類と使い方は?
接着剤の種類と特徴
直張り工法に使用される接着剤には、大きく分けてウレタン系、エポキシ系、変性シリコン系などがあります。
ウレタン系接着剤は、粘着力が高く、乾燥が速いのが特徴です。
エポキシ系接着剤は、硬化後の強度が高く、耐久性に優れています。
変性シリコン系接着剤は、柔軟性があり、下地の伸縮によるストレスを吸収する効果があります。
使用する床材や下地の種類、施工環境などを考慮し、適切な接着剤を選ぶ必要があります。
それぞれの接着剤の特徴を理解し、最適なものを選択することで、仕上がりの品質と耐久性を向上させることができます。
適切な接着剤の選び方
適切な接着剤を選ぶためには、使用する床材の種類と下地の種類を考慮する必要があります。
例えば、硬質の床材には硬化後の強度が高い接着剤が、柔軟性のある床材には柔軟性のある接着剤が適しています。
また、下地の吸水性が高い場合は、吸水性の低い接着剤を選ぶ必要があります。
さらに、施工環境(温度や湿度)も考慮する必要があるため、接着剤のメーカーの推奨事項をよく確認することが重要です。
適切な接着剤を選ぶことで、床材の密着性を高め、浮きや剥がれを防ぎ、長持ちする床を実現することができます。
正しい接着剤の使い方
接着剤の使用量は、床材の種類や下地の種類、施工環境によって異なります。
メーカーの推奨する使用量を参考に、均一に塗布することが重要です。
塗布方法も、ヘラやコテバケなど、使用する接着剤や床材の種類によって異なります。
接着剤の乾燥時間や硬化時間も考慮し、施工計画を立てる必要があります。
適切な使用方法を守り、均一に塗布することで、接着剤の性能を最大限に発揮し、仕上がりの品質を高めることができます。
接着剤使用時の注意点
接着剤を使用する際には、換気を十分に行い、保護具(手袋、マスクなど)を着用することが重要です。
また、接着剤が皮膚や目に付着しないよう注意し、万一付着した場合は、すぐに水で洗い流し、医師の診察を受ける必要があります。
さらに、火気厳禁の場所で使用し、保管場所にも注意を払うことが安全な施工に繋がります。

直張り工法の施工手順と注意点
施工前の準備と確認事項
施工前に、床下地の状態を改めて確認し、必要な下地処理を完了しているか確認します。
また、使用する床材や接着剤、工具などが適切に準備されているかを確認します。
施工面積や施工時間の見込みも正確に把握し、余裕を持った計画を立てます。
施工場所の温度や湿度も確認し、接着剤の性能に悪影響を与えない環境であることを確認することが大切です。
万全の準備を行うことで、スムーズな施工を進めることが可能です。
施工手順とポイント
床材の施工は、接着剤を塗布後、床材をしっかりと密着させ、空気が入らないように注意しながら、圧着ローラーなどで圧着します。
施工する際は、床材の目地を揃え、水平を保ちながら丁寧に施工していくことが重要です。
施工中は、常に水平器を用いて水平を確認しながら作業を進め、床材の浮きや段差が生じないように注意します。
また、施工箇所によって接着剤の乾燥時間が異なる場合があるので、作業計画の立案時に考慮する必要があります。
施工後の仕上げと品質チェック
施工後、床材の表面に汚れや傷がないかを確認し、必要に応じて清掃を行います。
また、床材全体の水平を確認し、浮きや段差がないかチェックします。
最後に、目地部分の仕上がりを確認し、必要に応じて修正を行います。
施工後の品質チェックを怠ると、後々トラブルが発生する可能性があるので、丁寧なチェックを行いましょう。

まとめ
今回は、床材の直張り工法における下地処理、接着剤の選定と使用方法、施工手順について解説しました。
直張り工法は、既存の床の上に直接新しい床材を施工する工法であり、工期短縮やコスト削減に効果的ですが、下地処理や接着剤の選定、施工手順を誤ると、仕上がりの品質に影響を与えたり、トラブルにつながる可能性があります。
この記事で解説したポイントを踏まえ、適切な下地処理を行い、適切な接着剤を選び、正しい施工手順に従うことで、美しく、そして長持ちする床を実現することが重要です。
事前に十分な準備を行い、手順を丁寧に実施することで、成功に繋がるでしょう。
当社では、施工品質に絶対的なこだわりをもっているからこそ、妥協はしません。
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