
美しさと実用性を兼ね備えた塗装工法!吹き付け塗装と弾性マスチックそれぞれの魅力
吹き付けと弾性マスチックによる塗装は、同じ塗装ではありません。それぞれ特徴やメリットが異なるのです。 そこで本記事では、吹き付け塗装のメリットと弾性マスチックによる塗装のメリットをそれぞれ紹介します。外壁塗装をお考えの方はぜひ参考にしてください。 □吹き付け塗装の優れた特徴 1:細かな模様も自在 リシン仕上げやスタッコ仕上げをはじめとする吹き付け塗装は、細かい模様や立体感のある仕上がりが大きな特長です。例えばリシン仕上げでは、塗料に細かい砂利や砂を混ぜて吹き付けることで、模様の大きさや質感を調整できます。 一方、スタッコ仕上げではセメントを主成分とした建材を専用ガンで吹き付け、立体的かつ重厚感のある表情を作り出します。 2:施工のスピードとコスト 吹き付け塗装は施工スピードの面でも優れています。特に狭い場所や複雑な形状の対象物において、ローラー工法と比較して圧倒的に迅速かつ効率的な作業が可能です。 このスピード感は、プロジェクトの工期短縮に直結し、それは結果として工事全体のコスト削減に貢献します。広範囲の施工であっても、噴射による均一な塗布が可能であり、品質と効率の両面で優れた結果をもたらします。 3:バリエーションの豊富さ さらに、吹き付けタイル仕上げといった、多種多様なデザインバリエーションも吹き付け塗装の魅力の一つです。この方法では、粘土の高い塗料を吹き付けることにより、凸凹が生じ、独特の質感を作り出せます。 □弾性マスチック工法の利点 1:ヒビ割れに強い この工法の顕著な特徴は、外壁塗装におけるヒビ割れに対する強靭な耐性です。外壁は、日々変化する気象条件の影響を受け、熱や湿気による伸縮、さらには強風や地震による揺れなど、常に動き続けています。 通常の塗料では、このような外壁の動きにより塗膜がひび割れてしまうことがありますが、弾性塗料の場合は、塗膜自体が伸縮するため、ヒビ割れを防げます。このため、弾性マスチック工法は、耐久性の高さが特筆されるメリットとなっています。 2:防水性の向上 さらに、弾性マスチック工法は、建物の防水性能を大幅に向上させる効果があります。この工法で使用される弾性塗料は、その優れた作業性と建物の外壁に密着する性質により、雨水から建物を守る重要な役割を果たします。 施工時に厚く塗ることは、この工法の特長の一つです。この分厚い塗料層が、まるで防水層のように機能し、雨水が外壁に直接当たることを防ぐため、建物の寿命を延ばす効果が期待できるのです。 □まとめ 吹き付け塗装と弾性マスチック工法は、それぞれが美しい仕上がりと優れた実用性を兼ね備えています。しかし、それぞれ異なる特徴も持ち合わせています。この両工法の組み合わせによって、より高品質で長持ちする外壁を実現できるでしょう。外壁塗装の際はぜひ参考にしてくださいね。
2024.04.30(Tue)
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