サイディング塗装の新たな選択肢!クリア塗装の魅力とは
2024.04.13 (Sat) 更新
家の外壁を美しく保つ方法として、サイディング塗装は一般的に選ばれる選択肢の一つです。
特に、クリア塗装は外壁の意匠性を保ちつつ、保護する効果も期待できるため注目されています。
しかし、この塗装方法を選ぶ際には、そのメリットとデメリットをきちんと理解しておく必要があります。
目次
□サイディングへのクリア塗装のメリットとデメリット
*メリット
サイディングへのクリア塗装には、さまざまな魅力があります。
1:外壁の美観を保持
クリア塗装は無色透明であるため、色・柄・風合いをそのまま残せます。
外壁のデザインを損なわず、建物の魅力を最大限に引き出します。
2:チョーキング現象を抑制
顔料が含まれていないため、塗膜が白く粉を吹くチョーキング現象が起こりにくいです。
これにより、外壁の長期間の保護が可能となります。
3:外壁に艶を加える
クリア塗装により外壁に艶や光沢が生まれ、美しい見た目を実現します。
防汚性や紫外線カットなどの特性を持つ塗料もあり、艶の持続を支援します。
*デメリット
クリア塗装には数多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
1:劣化状態が透けて見える
すでに劣化が進んでいる外壁では、クリア塗装を行ってもその状態が透けて見えてしまう可能性があります。
特に、チョーキングやひび割れがある場合、仕上がりに影響を及ぼします。
2:ひび割れの保護が困難
ひび割れのような物理的な損傷に対しては、クリア塗装だけでは保護することが難しく、補修跡を隠せません。
□外壁塗装でクリア塗装を行う際の注意点
クリア塗装を選択する際には、その利点を最大限に活かしつつ、潜在的なリスクを避けるための注意が必要です。
1:塗装サイクルが早まる可能性
クリア塗装は下地の状態を隠せないため、経年劣化が進行する前に施工することが推奨されます。
また、塗膜が薄くなるため、通常の塗料を使用した場合に比べてメンテナンスのサイクルが早まる可能性があります。
2:塗膜の寿命が短い
クリア塗装の塗膜は薄く、耐用年数が短い傾向にあります。
これは、塗装後のメンテナンスがより頻繁に必要となるということです。
特に、新築から7年程度が塗装できる目安とされていますが、この期間は立地条件や下地の状態によって変動します。
□まとめ
サイディングのクリア塗装は、外壁の美観を保ちながら保護する効果を持つ一方で、劣化状態やひび割れなどの問題には対処できない場合があります。
そのため、塗装を検討する際には、建物の現状をしっかり評価し、メリットとデメリットを総合的に考慮することが重要です。